■「シルバーエコー」と名付けられたロングノーズ・スピードスター
メルセデスベンツのスーパーカー『SLRマクラーレン』が現代に蘇ったらというコンセプトのもと制作された予想CGを入手しました。
SLRマクラーレンは、2003年のフランクフルトモーターショーで初公開、翌2004年10月から日本でも発売されました。AMG製5.4リットルV型8気筒エンジンを搭載し、最高出力626ps・0-100km/h加速3.8秒という、当時では世界最高レベルのパフォーマンスを発揮し、日本では5,775万円という超高価格でした。
その後2009年のデトロイトモーターショーで発表されたのが『SLRスターリング・モス』。車名は1950年代に活躍した英国の伝説的ドライバーから取られており、わずか75台が限定生産され、オークションでは3億円以上の値がつき、同社で製造された中でも最も高級なモデルの一つといえます。
現代版SLRの予想CGを提供してくれたのは、Costas Phouphoullides氏。このモデルは『シルバーエコー』と名付けられ、スターリング・モスにトリビュートし、ロングノーズのオープンコックピット・スピードスターを現代に蘇らせています。
強力なダウンフォースを生むエアロパーツを装備、ランボルギーニを彷彿させるアグレッシブなエアインテーク、バンパーを装着。当然のことながらルーフやフロントガラスはなく、サイドから優雅な弧を描き、ボートテールまで続く高度なラインは圧巻です。
パワートレインに関しては言及していませんが、メルセデス・ベンツが本気でモスのトリビュートカーを製造するとすれば、このシルバーエコーに近いデザインになると思われます。。
(APOLLO)