■6速MTのほか8速ATも設定。xDrive はオプション設定
BMWは現在2ドアスポーツ「4シリーズ」ファミリーの新型モデルを開発していますが、その頂点に君臨するハードコアモデル「M4クーペ」のプロトタイプを捕捉、室内の撮影にも初めて成功しました。
最大の注目は、予想されていたマニュアルギアの確定です。ダッシュボードは「3シリーズ」に準じたデザインとなります。
そのほか、エンジニアが最後の仕上げを施す追加のディスプレイとキーボード、及びM1、M2ドライブモード用のトリガーのようなボタンのペア、「M3」や「M4」モデル固有のスポーツシートを装備しているのが確認できます。
ベースとなる4シリーズの開発車両に比べ、エクステリアはカモフラージュが重く、注目の巨大キドニーグリルは隠されていますが、それが明らかにされるのも時間の問題といえそうです。
パワートレインは、X3MおよびX4Mでデビューした同社の3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力は480ps、コンペティションバージョンでは最大510psとM3、M4とも2つの出力レベルが提供されます。
トランスミッションは今回確定した6速MTに加え、8速ATをオプションとして用意、以前のデュアルクラッチユニットから変更されます。駆動方式はFRを基本に、全輪駆動「xDrive」がオプション設定されることが濃厚といえそうです。
新型M4クーペのワールドプレミアは今夏と予想されていましたが、コロナウィルスのパンデミックにより、延期される可能性もありそうです。
(APOLLO)