フォルクスワーゲンのGTEシステムを移植。シュコダ コディアック初の大幅改良を実施

■1.4リットル直列4気筒TSIエンジンと電気モーターにより218馬力を発揮

チェコの自動車メーカー・コディアック初のミッドサイズ・クロスオーバーSUV、「コディアック」の改良型プロトタイプをカメラが捉えました

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シュコダ コディアック 改良型プロトタイプ

コディアックは2016年パリモーターショーで公式デビュー。2017年からデリバリーが開始されています。

ダミーパーツを装着している可能性もあり断言はできませんが、初のフェイスリフトではグリルの形状、マトリクスLEDヘッドライト、及びテールライトのグラフィックが刷新される可能性が高いようです。またフロントバンパーは、よりアグレッシブなデザインが採用されているのが見てとれます。

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シュコダ コディアック 改良型プロトタイプ

試作車が牽引しているトレーラーは、ダイナモメーターのようです。先日スクープしたアストンマーティン「DBX」が牽引していた機材と同じものです。エンジン単体の性能を測定する計測設備で、プロトタイプではエンジンの出力を吸収し反力からトルクの計測などを行うものです。その仮定が正しければ、コディアックは新らたなパワートレインをテストしていたことを意味します。

恐らくVW『パサート』改良型に搭載された2.0リットル直列4気筒TDI  Evoを手に入れると予想されるほか、VWのプラグインハイブリッドシステム「GTE」の搭載も濃厚で、1.4リットル直列4気筒TSIエンジンと電気モーターが合わされます。

GTEは13.0kWhのバッテリーパックを積み、エンジン最高出力は156ps・モーター最高出力は116psを発揮し、システム合計218psを発揮するものです。トランスミッションは6速DSGでEV走行34マイル(55km)の航続となるでしょう。

コロナウィルスの影響によりワールドプレミアは未確定ですが、2020年内のオンラインデビューは濃厚といえそうです。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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