■BMW初のFFモデルとしてデビュー。次期型は「FAAR」FWDプラットフォームで大進化
BMWのミニバン「2シリーズ アクティプツアラー」の次期型プロトタイプを厳冬の北ヨーロッパでカメラが捉えました。
2シリーズ アクティプツアラーは、2シリーズ クーペの派生モデルとして2014年にデビュー。BMWブランド初のFFとして誕生しました。
ミニバンの世界的動向を見ると、メルセデス・ベンツが「Bクラス」第3世代を2018年に発売したほか、レクサスは昨年「LM」を、ビュイックは中国市場に「GL8アベニール」を投入しており、BMWでは十分な市場の需要があると確信、現在第2世代へ取り組んでいる状況といえるでしょう。
次期型では、新型1シリーズでデビューした「FAAR」FWDプラットフォームを作用、剛性が高められるほか、プラットフォームの延長も濃厚で居住空間のアップが期待できます。
エクステリアでは、「4シリーズ」ほどではありませんがキドニーグリルを拡大、高いフロントノーズも刷新されているようです。その他、サイドミラーはAピラーからドア側へ移動されています。またドアハンドルは、グリップタイプに偽装していますが、その下に新デザインのフラップタイプが確認できるなど、いくつかの顕著な変更がみられます。
キャビン内には厳重なカモフラージュが施されており、新ステアリングホイール、シート、刷新されたウィンドウスイッチのみ露出しています。しかし、デュアルディスプレイ、ワイドスクリーンインフォテイメントシステム、デジタルインストルメントクラスタを装備するなど、コンセプトカー「iNEXT」の技術が投入されることが予想されています。
パワートレインは、最高出力116psを発揮する1.5リットル直列3気筒ディーゼルエンジンを始め、最高出力140psを発揮する1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジン、最高出力150ps及び190psを発揮する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンなどが予想されます。駆動方式は標準で前輪駆動が設定されますが、四輪駆動も濃厚です。
コロナウィルスのパンデミックによりワールドプレミアの場は不透明ですが、2020年内にもデビューが期待されています。
(APOLLO)