■心臓部には、4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、最高出力450馬力
ポルシェのエントリークーペ「ケイマン」に設定される最強モデル、「ケイマンGT4 RS」市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
2019年9月にもニュルブルクリンクでテスト車両をキャッチしましたが、最新プロトタイプでは以前の5穴式からセンターロックホイールに変更されているほか、イエローからレッドブレーキキャリパーへ、「GT3」なみの巨大リアウィングはコンパクトな通常の「GT4」リアウィングに取り替えられています。
ボンネットフードにあるエアダクトは塞がれていますが、これはウィンターテストでブレーキ冷却が必要ないのと、豪雪で雪がはいらないように配慮されているとみられます。またリアサイドウィンドウの背後にあるルーバーは、ミッドマウントエンジンを冷却する目的がありそうです。リアエンドでは、ツインエキゾーストシステムの位置変更はなく、ほぼ市販型とみていいでしょう。
その心臓部には、4.0リットル水平対向6気筒エンジンを搭載、出力は450psと予想され「GT4」の420psより強化されます。トランスミッションは「911 GT3 RS」と同様にPDKデュアルクラッチのみの提供となります。
ワールドプレミアは、最速で2020年内、遅れれば2021年前半となりそうです。
(APOLLO)