■ヘルメットやライダースジャケットなどのレンタル、保険や補償プランも用意
ホンダは、2019年よりスタートした二輪市場活性化プロジェクト「HondaGO(ホンダゴー)」の一環として、バイクに乗るきっかけを提供し、オートバイの魅力を体感できるサービス「HondaGO BIKE RENTAL」を4月6日(月)に開始すると発表しました。
なお、北海道、沖縄エリアは2020年5月末からの開始を予定とされています。
「HondaGO BIKE RENTAL」は、「HondaGOからはじめよう。」をコンセプトに掲げています。若年層を中心に、オートバイに興味関心を持つ人を対象に、バイクへの認知と理解の促進や、バイクに触れて乗れる機会の拡大を目指す新たな取り組み。なお、二輪車市場は、2006年の違法駐車取締強化などもあって、年々シュリンクしてきました。
一方で、駐輪場が少しずつ増え、警察庁は2018年に「自動二輪車等に係る駐車環境の整備の推進について」という通達を出し、「自動二輪の駐車環境の整備」「自動二輪車などに配意した駐車規制の見直しの推進」を柱に駐車環境整備の推進を図るとしています。
また、ホンダの調べでは、二輪免許を取得したものの、4割以上の方々がバイクを所有した経験がない、という状況も現状だそう。そこで、「もっと気軽に、もっと身近に」をキーワードとして、WEB予約による貸し出し手続きに関する利便性や、ヘルメットやライダースジャケットなどのレンタル、安心して乗れる保険や補償プランなど、準備物や費用面に関する心理的なハードルを下げることで、バイクに触れて乗れる機会の拡大を目指すのを狙いとしています。
「HondaGO BIKE RENTAL」の取り扱い店舗数は、6月末までに約250店(3月23日時点)が予定されていて、店舗数としては国内最大級のバイクレンタルサービス。今後も順次拡大されるそうです。
取り扱いモデルは、原付一種(50cc)から大型二輪まで、さまざまなモデルが用意されます。料金プランは、2時間以内の移動手段として利用可能な短期プラン(SHORTプラン)から、2泊3日のツーリングが想定された55時間の長期プラン(LONG GOGOプラン)まで、多様なニーズに対応することが可能。
ほかにも、ツーリングルートや絶景ポイント、各地のグルメなどのツーリングに関する情報や、近隣のおすすめスポットを案内することで、多くの人がバイクで楽しむイメージを想起しやすくなるようなサービスの展開も予定しているとのことです。
ホンダは、2019年にスタートした「HondaGO BIKE STAND」と「HondaGO BIKE CHALLENGE」と併せて国内の二輪市場活性化に向けて取り組むと表明しています。
(塚田勝弘)