ようやく少しだけ綺麗になってきた5万円SR。なんだかんだ色々手を付けたのでまだまだ完璧ではありませんが、今回でレストア中盤と言ったところでしょう。
車検を目指してジャンジャン直していきます!!
激安バイクで気をつけなければいけないのが小さなネジや割りピンなどの細かい部品。整備の始めと終わりにしか触らないので古いバイクではぼろくなっていることも。
SRはフロントのシャフトに付いている割りピン(ナットの緩み止め)が最初から曲がりまくっていて取るのに1時間位かかりました…。他にも小さなネジがサビでまっ茶色になっていたり、中で折れたり。
ボロ旧車は仕方ない…。
前回ご紹介したサビまみれのリアフェンダーは花咲かGに漬け込んでみました。どうせなら、ということでキックペダルやシフトペダルなどサビていた部品も一緒に投入。
元々編集部の別企画で使い終わったのを捨てる前に貰ったのでかなり汚れてますが…。効力はまだあるんでしょうか?
たまーにひっくり返したり、使っていない部分を入れ替えたりと丸一日漬け込んだ結果、サビ消滅!!もう一回言っておきますが既に数回使った汚い液ですよ?!
半端じゃないパワーだ…。
細かい部品も完璧。サビで表面が荒れているのは仕方ないですが、茶色かった部分が全部透明になってるんです。
若干濁って写っている部分が全部サビだった部分。そのまま放置してるとまた錆びる可能性があるので(一応酸化皮膜はあり)フェンダーは次回塗装、細かいパーツは油を塗って装着します。
ハンドル交換により長くなってしまったワイヤーは新品を揃えると高いので中古車から外したワイヤーセットをオークションで購入。2000円位で買えました。
しかし油分が飛んでて動きがよろしくない。そこで思いついたのが…
ワイヤーの頭にビニールを巻き付け、テープで固定。中にワイヤーグリスを溜めて重力で下に落としていこうという作戦。
しかし、成功したワイヤーと落ちてこなかったワイヤーが。そこで、
反対側から吸ってみました。「ズルルゥッ!!!」とそばをすするような音を立てながらワイヤーがグリスを飲み込んでいく…!
それでも反対側から出てこないものもありましたが、試しにこれで使ってみます。 ※僕は大丈夫でしたが真似するとグリスを飲み込んで最悪死に至るケースがあります。
しかし、使えるワイヤーもあればワイヤーの頭の形状が違って使えない物も…。一番肝心だったフロントブレーキワイヤーが使えませんでした…。
年式は同じだったはずなのに…これがオークションの怖い所。最初から新品買っとけばよかったよ…。
購入当初から付いてなかったフロントフェンダーですが、これがないと車検が通りません。そこで閃いたのが事務所に落ちていたレーサーフェンダー。
ちゃんと付いてるように見えますが実はバンドで固定してるだけ。走行に支障がない程度にはガッツリ固定できました。
Z1やマッハなど、旧車のレーサーでフロントの剛性を下げるのに使われるパーツです。
新品タイヤも合わさってレーサー感が凄い。これで車検が通るかは定かではありませんが、ネジで固定しなければいけないということではないはずなので僕が人柱になって試してきます。
車体周りはようやく綺麗になってきました! 後は少整備すればOKなのでもうそろそろキャブセッティングを出してエンジンに取り掛かります。
5万円バイク(車検付き)完成まであと少し!!
(ライター:佐藤 快/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン)
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