■「3シリーズ」同様に開閉式「アクティブ エアストリーム」が採用
BMWのスタイリッシュ2ドアクーペ、「4シリーズ クーペ」の次期型プロトタイプを、これまでで最もカモフラージュが軽い状態でキャッチしました。
捉えたプロトタイプは、ついに巨大キドニーグリルが完全露出しています。しかし、ナンバープレートを装着しているせいか、「コンセプト4」より若干小さく、センターの仕切りがブラック仕上げで内部がメッシュパターンを持つなどいくつかの違いも確認できます。
またグリルが閉鎖されているため、「3シリーズ」同様に開閉式「アクティブ エアストリーム」が採用されているようです。これは、エンジンを冷却するために、空気を取り入れる必要がない場合、電動で閉鎖するなど空気抵抗を制御・低減させる機能です。
またフィンを備えるコーナーエアインテークの形状も初めて露出しているほか、このプロトタイプは、ブルーブレーキキャリパー、デュアルエキゾーストシステムをインストールしており、3シリーズの「M340i」の2ドアバージョンとなる「M440i」の可能性が高いといえます。
キャビン内は3シリーズとほぼ同じデザインで、3スポーク・ステアリングホイール、台形のインフォテインメントシステム、デジタルゲージ、標準列のHVACコントロール、センターコンソールにはロータリーダイヤルを備えます。しかし後部スペースは、3シリーズより小さくなるはずです。
パワートレイン、エントリーモデルに1.5リットル直列3気筒ガソリンターボエンジン、上位モデルには最高出力258psを発揮する新開発の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンほか、2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジンをラインアップ。
また高性能モデル「440i xDrive」には最高出力382ps・最大トルク500Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒ターボエンジンを搭載、頂点に君臨する「M4」は「M3セダン」と共有する同社の3.0リットル直列6気筒「M TwinPower Turbo」エンジンを搭載予定で、最高出力は510ps、最大トルクは598Nmが予想されています。
ワールドプレミアは、2020年後半になるでしょう。
(APOLLO)