●GT500とJAF-GT、そして「もう1台」のGRスープラも準備万端
2020シーズン開幕まであと1ヶ月となったスーパーGT。シーズンエントリーした45台が全車揃っての公式テストも始まり、特に今年は新型コロナウイルスの影響で様々なイベントが延期や中止を余儀なくされている事もあり、開催を心待ちにしている方も多いのではないでしょうか?
今シーズンは、昨年ついに完成しドイツDTMとの間で締結された共通技術規則「Class 1」規程に完全準拠したGT500マシンを、日本の3大メーカーが開発。開幕に先駆けて岡山での公式テストに全15台が揃い、走行を行いました。
その中でやはり特に目を引いたのは、昨年日本のみならず世界中の耳目を集めたGRスープラのGT500マシンでしょう。
GT500クラスの中でも最多6台のエントリーとなるGRスープラGT500ですが、今回の岡山テストでは、カーボン地にスポンサーロゴのみのマシンとすでにフルラッピングされ開幕戦の準備の整っているマシンが混走、なかなかテスト以外では見られない走行風景となりました。
また、GRスープラはGT500クラスだけでなくGT300クラスにも1台がエントリー。埼玉トヨペットGreen Braveからフル参戦するこのGRスープラはGT3マシンでもマザーシャシーでもなく、すべてをイチから作り上げるJAF-GTマシンで製作され、そのマシンカラーも相まって注目度Maxなマシンとなっています。
そしてさらにもう1台、今シーズンからスーパーGTを走るGRスープラが登場します。それがこちら!
レースコントロールには欠かせないセーフティカーとしてGRスープラが導入されました。
GT500クラスでGRスープラがフロントローを独占すれば、セーフティカーと合わせて3台並んでのフォーメーションラップが見られるのは、トヨタファン、スープラファンにとってはたまらないのではないでしょうか?
そして昨シーズンは第3戦鈴鹿と第6戦オートポリスで見られたGT500とGT300の両クラス優勝をレクサスが独占した通称「レクサス祭り」のように、今シーズンは「GRスープラ祭り」は果たして見ることができるのか、そんな事を考えているだけでも開幕が待ち遠しくワクワクしてきてしまいますよね!
(H@ty)