■航続距離は550km、システム合計出力は306psで瞬間最大トルク310Nmを発揮
VWが開発を進める新型のEVクロスオーバーSUV『ID.4X』(仮称)の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
厳冬のスカンジナビアでキャッチしたプロトタイプは、白黒ツートンボディにオペルを装うグリル、ヘッドライトエクステンションを装着しているほか、コーナーエアインテークは白のペイントでフィンを模倣しています。またサイドウィンドウやテールライトのアウトラインもカモフラージュされており、最終デザインは見せていません。
ID.4Xは、兄弟モデル「ID.3」と共有する「MEB」アーキテクチャを採用、ボディサイズは「ティグアン」と「ティグアン オールスペース」の中間となる、181インチ(4600mm)となり、サイドビューではID3より大型化されている様子が見てとれます。
EVパワートレインは前後に電気モーターを1基ずつ搭載し、「e-AWD」モーターが追加されます。最高出力はフロントマウントモーターが80kW(110ps)、リアマウントモーターが150kW(204ps)、システム合計出力は306ps、瞬間最大トルク310Nmを発揮するとされています。
バッテリーパックはID.3と共有し、330 km(205マイル)、420 km(261マイル)、550km(342マイル)の走行範囲を持つ45 kWh、58 kWh、および77 kWhのユニットを提供する予定です。
ワールドプレミアは4月のニューヨークモーターショーと予想されていましたが延期され、6月のデトロイトモーターショーの可能性が高いようです。
市販型車名は『ID.4』または「ID.4X」が有力とされ、2020年から生産に入り、2022年からは米国テネシー州のチャタヌーガ工場でも製造スタートします。
(APOLLO)