ホンダアクセスがドライブアンケート、親には70代で免許返納してほしい!

■自家用車を持っている20~69歳のドライバー1000人に聞いてみた!

ホンダ車のアフターパーツ&アクセサリー開発を手掛けるホンダアクセスが、恒例のドライブアンケートの結果を発表しました。題して「春レジャーと安全運転に関する調査2020」。設問は大きく、日常運転での安全意識に関するものと、カーライフの場面ごとに似合う芸能人をあげてもらうものに分かれています。早速見てみましょう

●所有する自家用車の1位は軽自動車

全員に所有するクルマ(最も頻繁に運転する車)のボディタイプを聞いたところ、「軽自動車」(35.2%)が首位、次いで「コンパクトカー」(20.4%)、「ミニバン」(17.5%)、「セダン」(9.4%)、「SUV」(6.4%)となりました。マーケット的には活況なSUVですが、所有車となると事情が変わるようですね。また年代別にみると、20代では「軽自動車」(46.5%)、60代では「コンパクトカー」(26.0%)と「セダン」(14.5%)が他の年代と比べて高くなりました。

●運転中一番心がけていることは「スピードを出しすぎない」

心がけて運転しているか
「普段、どんなことを心がけて運転しているか」の結果

どのようなことを心がけて運転しているかという問いには、1位「スピードを出しすぎない」(57.1%)、2位「ゆとりをもった車間距離をとる」(55.6%)、3位「急のつく運転をしない(急発進・急ブレーキ・急ハンドルなど)」(55.2%)となりました。以降、4位「ミラーの位置を調整する」(54.8%)、5位「正しい姿勢になるようにシートを調整する」(52.7%)と続いています。運転環境や姿勢は予想以上に気になるのですね。

●遭遇して一番危険を感じたのはノーウインカーでの右左折

どんな運転に危険を感じるか
「どんな運転に危険を感じるか」の結果

運転をしていて、他のクルマのどんな運転に危険を感じたか聞いたところ、「ノーウインカーで右左折する運転」(55.3%)が最も高く、次いで、「強引な割り込みをする運転」(51.6%)、「クルマの流れを無視したノロノロ運転」(44.6%)となりました。話題になった「あおり運転」(43.0%)は次の4位、「スマホいじり運転」(38.4%)は6位となっています。

●運転中にヒヤリとしたトップは「人や自転車の飛び出し」

運転してヒヤリとしたこと
「運転していてヒヤリと感じたこと」の結果

運転していてヒヤリと感じたことを聞いたところ、「人や自転車が飛び出してきた」(46.5%)が最も高く、次いで、「走行中に前のクルマに追突しそうになった」(31.6%)、「クルマがスリップしそうになった」(19.7%)、「車線変更時に他のクルマと接触しそうになった」(16.2%)、「交差点で出会い頭にぶつかりそうになった」(15.4%)となりました。ちなみにクルマのスリップは地域性が高く、北海道・東北では46.1%、北陸・甲信越で34.7%と高くなりました。

●搭載済み安全装備の2トップは「ドラレコ」と「衝突被害軽減ブレーキ」

搭載されている安全装備
「搭載されている安全装備」の結果

搭載済みの安全装備を聞いたところ、「ドライブレコーダー」(29.1%)が最も高く、次いで、「衝突被害軽減ブレーキ」(25.0%)、「車線逸脱警報装置」(16.7%)となりました。また、今後(または今後も)、搭載したい安全装備を聞いたところ、「ドライブレコーダー」(51.6%)が最も高く、以降、「衝突被害軽減ブレーキ」(35.2%)、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」(29.5%)が続きました。現代のドライブにはドラレコが必須と言えそうです。

今後装備したい安全装備
「今後装備したい安全装備」の結果

●パートナーが一番がっかりするのは「威圧的な運転」

がっかりする運転
「パートナーがしていたらがっかりする運転」の結果

パートナー(配偶者や恋人)が、どのような運転をしているとガッカリすると思うか聞いたところ、「他のクルマや歩行者に威圧的」(49.4%)が最も高く、次いで、「すぐにクラクションをならす」(48.4%)、「急がつく運転(急発進・急ブレーキ・急ハンドルなど)」(45.2%)、「渋滞や信号待ちですぐにイライラする」(41.1%)、「他のクルマに向かって文句を言う」(38.9%)となりました。余裕のない運転は同乗者からも嫌われるということですね。

●行楽地の駐車では「斜め停めのクルマの横」は避ける

駐車するときに意識すること
「駐車するときに意識すること」

行楽地で駐車するときに意識することを聞いたところ、「駐車しやすいところにとめる」(46.9%)が最も高く、次いで、「斜めにとめているクルマの隣は避ける」(38.4%)、「高級車の隣は避ける」(36.8%)、「傷だらけのクルマの隣は避ける」(34.7%)、「出やすいところにとめる」(31.1%)となりました。出し入れしやすさは当然ですが、他のクルマとトラブルにならないようにすることを、皆さん意識されているようです。

●70代になったら親に免許返納を考えてほしい

クルマを運転する親がいる人(664名)に、親には何歳で免許を返納してもらいたいと思うか聞いたところ、20代と30代では「70歳~74歳」(20代46.2%、30代40.6%)、40代では「75歳~79歳」(38.5%)、50代では「80歳~84歳」(33.6%)、60代では「85歳~89歳」(54.8%)にそれぞれ最も多くの回答が集まりました。

何歳で返納したいか
「自分が何歳になったら返納したいか」の結果

いっぽう、全回答者(1,000名)に、自身が何歳になったら免許を返納したいと思うか聞いたところ、意外にも「返納したくない」はすべての年代で1割台前半にとどまりました。返納したいと思う年齢をみると、20代と30代では「70歳~74歳」(20代41.0%、30代33.0%)、40代~60代では「75歳~79歳」(40代28.5%、50代26.0%、60代42.0%)にそれぞれ最も多くの回答が集まりました。

●親へ返納を説得してもらいたい芸能人1位はさんまさん

親を説得してほしい芸能人
「一緒に親を説得してほしい芸能人」の結果

ここからはカーライフに関する芸能人ランキングです。親への免許返納を一緒に説得してほしい芸能人を聞いたところ、1位「明石家さんまさん」、2位「タモリさん」、3位「所ジョージさん」という結果に、なりました。お三方ともクルマ好きなので、個人的には「返納するな」とか言い出すんじゃないかとも思いましたが(笑)。

●一緒にお花見に行きたい芸能人は、男性が綾瀬はるかさん、女性は佐藤健さん

一緒にお花見に行きたい芸能人
「一緒にお花見に行きたい芸能人」の結果

一緒にお花見に行きたいと思う芸能人を聞いたところ、男性回答では1位「綾瀬はるかさん」、2位「新垣結衣さん」、3位「明石家さんまさん」、女性回答では1位「佐藤健さん」、2位「明石家さんまさん」、3位「福山雅治さん」となりました。

助手席に乗せたい芸能人
「お花見ドライブで助手席に乗せたい芸能人」の結果

さらにお花見ドライブで助手席に乗せたいと思う芸能人を聞いたところ、男性回答では1位「新垣結衣さん」、2位「石原さとみさん」、3位「綾瀬はるかさん」「明石家さんまさん」、女性回答では1位「佐藤健さん」「綾瀬はるかさん」、3位「新垣結衣さん」という結果に。佐藤健さんの強さには驚きです。

●キャンプで盛り上がる芸能人は、さんまさんがダントツ

キャンプに行ったら盛り上げてくれそうな芸能人
「キャンプに行ったら盛り上げてくれそうな芸能人」の結果

一緒にキャンプに行ったら盛り上げてくれそうな芸能人を聞いたところ、「明石家さんまさん」がダントツ、以降、2位「出川哲朗さん」、3位「ヒロシさん」と、お笑い芸人が上位を独占する結果となりました。以降、4位「大泉洋さん」、5位「みやぞんさん」「所ジョージさん」が続きました。

いかがだったでしょうか。新型コロナウィルスの影響で、楽しい春のドライブの話題もかき消されがちですが、身近な人だけが乗るという自家用車のメリットは、めいっぱい活用したいですね。

(文:角田伸幸)

この記事の著者

角田伸幸 近影

角田伸幸

1963年、群馬県のプロレタリアートの家庭に生まれる(笑)。富士重工の新米工員だった父親がスバル360の開発に立ち会っためぐり合わせか、その息子も昭和期によくいた「走っている車の名前が全部言える子供」として育つ。
上京して社会人になるも車以上に情熱を注げる対象が見つけられず、自動車メディアを転々。「ベストカー」「XaCAR」で副編集長を務めたのち、ポリフォニー・デジタルにてPlayStation用ソフトウェア「グランツーリスモ」シリーズのテキストライティングに携わる。すでに老境に至るも新しモノ好きで、CASEやパワートレインの行方に興味津々。日本ディープラーニング協会ジェネラリスト検定取得。大好物は豚ホルモン(ガツとカシラ)。
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