■現行型は2020年生産終了。新型には48年ぶりの車名も
フォード伝統の2ドアスポーツ「マスタング」のテスト車両をカメラが捉えました。
前後がカモフラージュされているものの、見えているパーツから特別仕様車「マスタング・ブリット」のプロトタイプと思われました。しかし、ブリットは2020年には生産終了と伝えらえており、その後継モデルの可能性があるようです。
ブリットは世界一有名な「マスタング」といわれ、スティーブ・マックイーンが主演を果たした1968年の映画「ブリット」に登場した伝説のモデルです。ダッジ「チャージャー」と走るそのワンシーンは、映画史上に残る名カーチェイスと語り継がれています。2018年のデトロイトモーターショーでは、2019年モデルが発表されています。
捉えたプロトタイプは、グリル、バンパー、コーナーエアインテークなどの形状が再設計されているほか、様々なトリムレベルのコンポーネントを使用しています。さらにマルチスポークホイールは、「マスタング ポニーパッケージ」と同じで、ウィンドウトリムはブリット最新モデルと一致していることも確認できます。
後継モデルには、フォードの高性能「マッハ1」の車名が与えられる可能性があるといいます。1969年の2代目マスタングに設定され、1971年に映画「007/ダイヤモンドは永遠に」、1974年には映画「バニシングin 60」などに使用され名を馳せたが、2代目の生産終了とともに発売終了となっています。
パワートレインに関しての情報はありませんが、ブリット同様に5.0リットルV型8気筒NAガソリンエンジンを有力とし、ベースとなる「マスタングGT」より高性能になることは濃厚と思われます。
(APOLLO)