■バンパーに縦型エアインテークを装備、量産へ準備完了か?
BMWが開発を進めるSUV「X3」のフルEV版「iX3」の市販型プロトタイプを。これまでで最もカモフラージュが軽い状態でカメラが捉えました。
厳冬のスカンジナビアで捉えた2台のプロトタイプは、市販型で採用される「BMWエアロダイナミックホイール」を初めて装着しています。
これはアルミホイールと別設計されたインサートのコンビネーションにより、エアロダイナミクス性能を引き上げるといいます。またICE搭載モデルと比較して抵抗を5%減少、軽量化されるほか、ホイールアーチ周りの空力抵抗も最適され、航続距離が6.2マイル(10km)拡大します。
iX3の他では、「iX5」や「i4」にも採用される予定です。
フロントバンパーでは、左右に縦型のエアインテークが初めて露出しており、量産体制へ準備完了といったところのようです。
EVパワーユニットは、74kWhのバッテリーパックを搭載、最大出力は286ps、最大トルクは400Nmを発揮し、WLTP測定により最大で273マイル(440km)の後続が確認されています。
発売は今年後半と予想され、中国・瀋陽に拠点を置く「Brilliance Automotive」(ブリリアンスオートモーティブ)と協力し、製造される予定です。
(APOLLO)