■プロのラリードライバーも夢中になるPS4「WRC8」をご存じですか?
●私もコレでWRC本番に向けてイメージトレーニング中!
突然ですが、皆さんはラリーゲーム「WRC8」を知っていますか? 実はとてもリアルで面白いラリーゲーム、PS4「WRC8」日本版が2020年2月6日に発売されました!
このゲームは、ラリー好きにはとても人気が高く「WRC7」は発売してから約2年経っているそうなのですが、未だに大人気でかなり売れているそうです。
私が参戦しているラリーチームの「ウェルパインモータースポーツ」の監督に話すと、「WRC7の時に新井大輝選手がPRしていたゲームだから、凄く気になっていた!」と言っていました。
そんな注目度の高いゲームを実際にプレイさせて頂けるというお話しがあったので先日、日本版「WRC8」の販売をしている(株)オーイズミ・アミュージオに行ってきました!
(株)オーイズミ・アミュージオでは「WRC8」の他に、「MotoGp19」や「RIDE3」といった2輪のゲームや「V-RALLY4」などの国内版ゲームを販売している会社。
ちなみに「WRC」シリーズはもう8作品目なのでご存知の方も多いのですが、FIA World Rally Championshipの公式ゲームで、プレイステーション4(PS4)対応のゲームです。
私は前作の「WRC7」もプレイした事がなく、ゲームには疎いですが、実際にプレイすると面白いだけでなく、いろんな作りに感動するほど驚く内容で、時間を忘れて思い切りゲームを楽しんでしまいました!
このゲームでまず最初に驚いたのが、ドライバーが全て実名で、50チームの中から好きな選手を選びプレイできます。コースも14の実際のラリーコースから100以上のステージがあり、これはすべて攻略するにはかなり時間がかかりそう(笑)。
コースの数や選手の登録数にも驚きましたが、プレイしていると雨が降ってきたりして、実際のラリーと同じようにいろいろな事が起こりその中を走りきらなければいけません。実際のラリーの難しさと面白さがたっぷり詰まっていて、本当に驚きました!
天候は設定で雨が降らないように…なども変える事ができるのですが、私がプレイした時は途中で豪雨にあい、前が全く見えませんでした。しかも、WRCのSS(スペシャル ステージ)は道幅も狭くて急な下りコーナーやジャンプポイントもあるため、ゲームだけどホントに難しい。
しかし、ゲームなので何度崖に落ちてもクラッシュしても大丈夫なので思い切りはいけますが、ぶつかるとマシンのダメージ具合の表示が出て、ゴールするまではそのダメージを負う走りになり、そういった実際のラリーの大変さやSSを走る楽しさを感じる事ができました!
コレ、大事なことなのですが…、私はコ・ドライバーなので、実際にはドライバーをした事がありません。ノートを読まれながら走るという事をしたことがなかったのですが、これはゲームでもノートを読んで走ると面白い事、読んでもらえるから走れるというラリーの大事な部分を感じる事ができました。
ゲームだと画面切り替えでマシンの後方からの映像やドライバー目線、また上からの映像など、自分の好きな画面に設定してプレイできるのですが、ドライバー目線にして走っていると前が見えなかったり、ジャンクション(分岐)もあったり、普通に走ると少し考えそうな所もゲーム内のコ・ドラさんがノートを読み指示してくれるので、どういう風にコーナーを走るか考えて走れます。
1人じゃできない事を2人だからできる!という事を体感でき、やっぱりラリーは面白いなぁと感じました。
ゲームなので読んでくれるだけではなく、画面の上に記号で読んだコーナーを表示してくれるのですが、初めてゲームをやる方でも聞きながらだけではなく目で見て情報も得る事が出来るので、ドライバーがどういった時に聞いて走れてて、また出来ない時の改善もしやすいなぁ…なんて事も考えちゃいました!
WRC8は普通にコースを走るだけでも楽しいのですが、自分でラリーチームを作れるキャリアモードもあるんです!
キャリアモードでは、自分がドライバーとなりレースに出て賞金を稼ぎ、その稼いだ賞金を使ってラリーチームの人を雇い、どのメカニックを連れてラリーに挑むのか選び、参戦し、またその順位で報酬を受けてチームを大きくするという内容。
メカニックやコ・ドライバーだけでなく、メカニックなどを雇うなど、現実の世界のようにチーム全部を作り上げていき、マシンについても1つのレースに出るスケジュールを選び、テストしたり、お休みにしたり…。そういった走りの部分じゃない、ラリーの楽しさも味わえるようになっていました!
もちろんゲームなので、やればやるほどいい人材を集めたり、いい成績を残し、どれくらいたくさんプレイするかで新しく出来る事も増えていきます! 現実の世界でここまでのことを実際にやる事は出来ないですが、こういった擬似体験が出来るのは本当に面白いし、ついついハマってしまいます!
少しの時間でしたが、メカニックを交代させてプレイしたのですが、その時もこのメカニックは何が得意で何が苦手…などの評価もあり、そのラリーに合わせていく! また、いろんな国のメカニックさんなどがいるのも面白いです。
ラリーを知っている人は絶対に楽しめる事は間違いないのですが、知らない方もこれをやるとラリーの面白さと凄さを少し感じられる気がします。
ラリーのポイントであるノート作りはしないのでそこは現実と違いますが、ノートを読んでもらって走る楽しさはあまり感じた事のない方が多いと思うので、是非この楽しさをたくさんの方に感じて知って、楽しんでもらいたいです!
あと、これは少余談になるのですが…。
実は「WRC8」は日本版だけパッケージのヤリスに『AsahiKASEI』さんのロゴが入っているそうなんです。海外版はちょっと違うみたいですよ!
ゲームをスタートする時の画面のヤリスも、パッケージも、ホントにかっこいい!
まだプレイした事のない皆さんに、ぜひおススメです!
私は2020年、ドイツとジャパン参戦を発表したのですが、ドイツは練習に行くのもなかなか大変なので、行けない時はチームみんなでこのゲームで練習しようと今、話し合っています! シミュレーターやイメージトレーニングも大切ですからね!
全日本戦ラリーもいよいよ開幕しますが、いいシーズンだったと言えるように出来る事をコツコツやって頑張りますので応援宜しくお願いします!!
次回の「うめまど通信」は、先日私の地元・名古屋で行われた『NAGOYAオートトレンド2020』のレポートをしますね!
(梅本 まどか)