■6MTのみの718の上位グレード
ポルシェ・ジャパンは、718の上位モデルである「718 ケイマンGTS 4.0」「718 ボクスターGTS 4.0」の予約受注を2020年2月19日に開始しました。今回予約受注が開始された「718 ケイマンGTS 4.0」「718 ボクスターGTS 4.0」は、「718スパイダー」「718ケイマンGT4」と同様に、4.0Lの水平対向6気筒エンジンが搭載され、最高出力は294kW(400PS)を発生します。
6速MTとスポーツエグゾーストシステムの組み合わせにより、0-100km/h加速は4.5秒でクリアし、最高速度は293km/hに到達します。
新世代の「GTS」は、標準化された「ポルシェアクティブサスペンションマネジメント(PASM)」スポーツサスペンションにより20mm低く設定された車高、メカニカルリミテッドスリップリアディファレンシャルが備えられた「ポルシェ トルクベクトリング(PTV)」によって、ダイナミックなハンドリングと快適性を両立するとしています。
■前後共に20インチタイヤを装着
また、アップグレードされた「ポルシェ トラックプレシジョンアプリ」が付く標準装備の「スポーツクロノ パッケージ」は、ミッドシップエンジンスポーツカーならではのキャラクターを強調。ブラックによるコントラストカラーのデザインエレメントとダークカラーのアルカンターラインテリアは、GTSモデルならではの雰囲気が演出されています。
足元は、「サテングロスブラック」の20インチ軽合金製ホイールと高性能タイヤ(フロント:235/35 ZR 20、リヤ:265/35 ZR 20)が装着されています。強化されたブレーキシステムは、クロスドリルドディスクとレッドに塗装されたキャリパーを備えるほか、オプションとして「ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)」を用意。
さらに外観では、スポイラーリップ、スポーツデザインフロントエプロンのブラックのエアインテーク、フロントフォグライトレンズ、リヤライトレンズ、リヤ下部バンパーに適用されるコントラストダークカラーによる細部は、GTSモデルならではのスポーツ性が表現されています。
インテリアでは、ダークカラーのアルカンターラがスポーティでエレガントな雰囲気を演出。標準装備の「スポーツシートプラス」のセンターパネル、ステアリングホイールリム、センターコンソール、シフトレバー、両側ドアのアームレストにアルカンターラが採用されています。
「718ケイマンGTS 4.0」は、Aピラーとルーフライニングもアルカンターラで覆われます。オプションの「GTSインテリア パッケージ」を選択すると、別色の「カーマインレッド」または「チョーク」が追加され、レブカウンター、シートベルト、ヘッドレストの「GTS」刺繍ロゴを含むデコレーティブステッチ、ブラックボーダー付フロアマットの「PORSCHE」ロゴを強調することが可能。なお、トリムエレメントとセンターコンソールトリムはカーボン製です。
価格は「718 ケイマンGTS 4.0」が10,720,000円、「718 ボクスターGTS 4.0」が11,110,000円。共に6MTのみとなっています。
(塚田勝弘)