■日本では「軽」セグメント、韓国では「軽車」カテゴリのモデル
韓国・キアが販売する欧州Aセグメント「ピカント」の改良型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
ピカントは2001年に「ヴィスト」後継モデルとして登場。2011年には2代目が発売、5ドアに加え新たに3ドアハッチバックも設定されました。
現行モデルとなる3代目は2017年3月のジュネーブモーターショーにてワールドプレミアされており、これが初の改良型となります。ピカントが属する欧州Aセグメントは、国産車では全長3.4m以下、全幅1.48m以下、排気量660cc以下の制約が設けられている軽自動車に分類され、韓国では「軽車」のカテゴリに位置します。
スウェーデン北部の山中で捉えたプロトタイプは、かなり重いカモフラージュが施されています。ボディサイズやハッチバックスタイルに変化はないほか、リアエンドも現行モデルにかなり近く、今後着手されるかは不明です。しかしヘッドライト、エアインテークを含むバンパーなど、フロントエンドでは、大きな変化が見られそうです。
パワートレインは、エントリーモデルに最高出力67psを発揮する1.0リットル直列3気筒エンジン、上位モデルに1.2リットル直列4気筒エンジン、最上位モデルに最高出力100psを発揮する1.25リットル自然吸気ターボチャージャーエンジンが設定、キャリーオーバーされる見込みですが、注目は「ピカントEV」の発売です。
同社の欧州最高執行責任者であるエミリオ・エレーラ氏は、「遅かれ早かれ」フルEVを設定することを示唆しており、発売が確実視されています。
ピカント改良型のワールドプレミアは、2021年初頭と見られており、EVは最速で2021年内、遅れても2022年には期待できそうです。
(APOLLO)