■VW最新「MQB Evo」プラットフォーム採用、セグメント最強モデルに
アウディのコンパクト・ハッチバック「A3」の頂点に君臨する「RS3」の市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
A3は1996年に初代がデビューし、翌年日本市場にも投入されました。2003年に登場した2代目では、「ダブルグリル」を採用、表情に大きな変化をもたらしています。2012年に発売された現行型では、「MQB」プラットフォームを採用しホイールベースの延長で居住空間が向上したほか、2013年にはセダンも設定されました。
厳冬のスゥエーデン北部で捉えたプロトタイプは、より広いフェンダーとアグレッシブなフロントバンパーからもその性能の高さが伺えます。また新LEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライト、ハニカムメッシュのワイドグリル、再設計された大口コーナーエアインテーク、スポイラー、ディフューザー、テールライト、さらに楕円形の大型ツインエキゾーストパイプも確認できます。
足回りにはワイドなロープロファイルタイヤ、大型のレッドブレーキキャリパーを備えるフロントブレーキローターを装備し、市販へ向けた準備が完了しているようです。
次期型では、VW最新世代の「MQB Evo」プラットフォームを採用、ホイールベースの延長など実用性が高められるほか、キャビン内では、ベースモデル「A3」とほぼ同様のインテリアが予想されます。
インストルメントクラスタを囲むランボルギーニ風のレジスターが装備され、ダッシュボードには新しいインフォテイメントスクリーンが追加されそうです。さらにセンターコンソールにはDGSトランスミッション用のコンパクトなギアセレクター、プッシュ式スターターを含むいくつかのコントローラーを搭載、スマートフォン用のワイヤレス充電パット、さらに奥にはパーキングブレーキボタンなどが設置されます。
パワートレインは、2.5リットル直列5気筒TFSIエンジンを搭載、最高出力は「AMG A45S」の421psを凌ぐ430psとも噂されています。
アウディは、3月のジュネーブモーターショーにて「A3」および「S3」の新型を発表予定で、「RS3」今秋以降と予想されます。
(APOLLO)