TOYOTA GAZOO Racingが2020年の国内モータースポーツ活動を発表

●「ルーキー」満載となったTOYOTAの2020年体制発表

国内モータースポーツ開幕まであと2ヶ月となった2月7日、TOYOTA GAZOO RacingがスーパーGT、スーパーフォーミュラの2020年参戦体制を発表しました。

まず1番気になるのはやはりスーパーGT500クラス。今シーズンも6台体制、今シーズンからは”Supra is Back”ということでスーパーGTにスープラが帰ってきます。

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DTMとの共通規則「Class1」規定完全準拠となるGR Supra GT500で2020年を戦うTOYOTA陣営が体制発表を行った

6チームのうち、37号車KeePer TOM’sの平川亮・ニック・キャシディ組、38号車ZENT CERUMOの立川祐路・石浦宏明組、39号車DENSO KOBELCO SARDのヘイキ・コバライネン・中山雄一組は昨年から変更がありませんでした。

36号車au TOM’sはWEC世界王者の中嶋一貴選手がスーパーGTと開催日程の重複するWECに専念するため、昨シーズン全日本F3チャンピオンとなったサッシャ・フェネストラズ選手が新加入となりました。フェネストラズ選手にとっては初めてのGT500、そして初めてのブリヂストンタイヤということで、GT500ルーキーながらどんな活躍を見せてくれるのか、今シーズンの見どころの一つになりそうです。

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GT500ルーキーのサッシャ・フェネストラズ選手

そのフェネストラズ選手とは昨シーズンF3やGT300で常にライバルとして争ってきた宮田莉朋選手もGT500にステップアップを果たしました。宮田選手は昨シーズンの第2戦富士で中嶋一貴選手の代役として36号車をドライブした経験がありましたが、今シーズンは19号車WedsSport BANDOHからの参戦となります。

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体制もゼッケンも変わるWAKO’S。カラーリングも気になるところ

そして昨シーズン17年ぶりのシリーズチャンピオンを獲得したWAKO’Sはチームル・マンに変わり38号車と同じくセルモからのエントリーとなり、チーム名も「TGR TEAM WAKO’S ROOKIE」、そして気になるゼッケンは「14」となりました。ドライバーは大嶋和也選手と山下選手に代わり昨年19号車をドライブした坪井翔選手のコンビとなりました。

●チャンピオンマシンのドライバーは後日発表

続いてスーパーフォーミュラですが、参戦チームは6チーム・11台とこちらも変わりはありませんが、これまで1台体制だったKCMGが2台体制となり、国本雄資選手がKONDO RACINGから移籍してきました。国本選手は18号車をドライブし、昨年までその18号車をドライブしていた小林可夢偉選手は7号車をドライブすることになりました。

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念願の2台体制になるKCMG。いよいよ小林可夢偉選手のSF初優勝が見られるか?

そして昨年までそのゼッケン7を使用していたチームル・マンは1台体制となり、スーパーGTと同じくメンテナンスがセルモへ、チーム名も「ROOKIE Racing」となりました。ゼッケンも同じく「14」、大嶋和也選手が引き続きドライバーを務めます。

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KONDO RACINGからルーキーテストでSF19をドライブしたフェネストラズ選手

TOYOTA陣営では今の所唯一、サッシャ・フェネストラズ選手がスーパーフォーミュラにもステップアップ、昨年はGT300で所属していたKONDO RACINGからの参戦となります。

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2019年王者のニック・キャシディ選手。スーパーGTでは参戦体制が発表されましたがSFでは発表されない理由も気になります

今回の体制発表でおそらく誰もが気になっているのが、昨年悲願のシリーズチャンピオンを獲得したニック・キャシディ選手の名前が発表されず、チャンピオンマシンである1号車のドライバーが未定となっている事ではないでしょうか?こちらについては3月に開催されるオフィシャルテストまでには発表、もしくはそのテストで誰がステアリングを握るのかでわかると思います。

●ミシュランタイヤがGT300に帰ってくる

そしてスーパーGT300クラスでは既報のとおりGT300にもGRスープラが参戦を開始。2台のプリウスPHV30号車永井宏明・織戸学組、31号車嵯峨宏紀・中山友貴組と96号車新田守男・阪口晴南組に変更はありません。

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昨年オートポリスで優勝した60号車。タイヤをミシュランにスイッチして2020シーズンを戦う

注目は昨年第6戦オートポリスで優勝した60号車LM corsa。GT500クラスにステップアップした宮田選手に代わり、昨年まで全日本F3でその宮田選手やフェネストラズ選手たちとしのぎを削っていた河野駿佑選手が新たに加入、そしてタイヤもGT300クラスとしては2014年以来の参戦となるミシュランタイヤに変更されたことです。

LEXUS RC-F GT3とミシュランタイヤのパッケージはデイトナ24時間などのIMSAでデータも揃っているほか、河野選手はGT300では他チームのエンジニアとしても活躍してきており、今シーズン注目の1台になりそうです。

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GT300ルーキーとなる河野駿佑選手

また、昨年はスーパー耐久や特別交流戦のスプリントカップにも参戦していたMax Racingが新規参戦することになりました。ゼッケンは「244」でドライバーは1年のブランクから久保凛太郎選手が復帰し、昨年FIA-F4で活躍した三宅淳詞(みやけあつし)選手とのコンビになることが発表されました。

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GT300マシンとスプリントカップで争ったMax RacingのRC-F GT3

今回のTOYOTA GAZOO Racingの参戦体制発表で、ホンダ、日産の3大メーカーの参戦体制が出揃いました。ルーキードライバー、ルーキーチームをはじめ昨シーズンはスーパーGTとスーパーフォーミュラの両タイトルを獲得したトヨタ陣営の今シーズンの活躍にも期待しましょう!

(H@ty)

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