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■2月末まで無料! 当時を伝えるオートスポーツが電子書籍で読める!
1966年のル・マン24時間レースを題材に、実話をもとに制作された映画『フォード vs フェラーリ』。このサイトを訪問される方ならもう映画館に足をお運びでしょうか。
キャロル・シェルビー役にマット・デイモン、ケン・マイルズ役にクリスチャン・ベイルという豪華なキャスティングもさることながら、迫力ある映像と魅力あふれるストーリー性が評価され、第92回アカデミー賞の4部門にノミネートされている話題の作品です。
クルマ好き、レースファンから映画評論家に至るまで高い評価を受ける本作品の公開を記念して、モータースポーツ専門誌『オートスポーツ』から、『フォード vs フェラーリ』に関連した読み物をふたつリリースしています。
まずひとつは、1月31日発売の最新号(オートスポーツ No.1524号)に特典として付けられた小冊子『THE REAL──1966年ル・マン24時間の真実』です。
こちらには、フォードGTの開発シーン、1966年ル・マン24時間レースの模様、キャロル・シェルビー、ケン・マイルズ、ブルース・マクラーレンの3ショットなど当時の貴重な写真が掲載された実録フォトブックです。巻末には全55台中、完走わずか15台という同レースの過酷さを象徴するリザルトもあります。
映画では割愛されていましたが、マイルズがテスト中に命を落とした伝説のマシン『Jカー』のレンダリング画像も載っていますので必見です。
そして、ふたつ目はこれまた貴重な資料としてファンならぜひ読んでおきたい『オートスポーツ』絶版本2冊が、電子書籍で緊急復刻されています。1966年8月号(レースレポート掲載)、そして1967年2月号(特別企画「ケン・マイルズの生涯」掲載)です。こちらは現在ともにASB 電子雑誌書店(オートスポーツ ブックス)にて2月末まで無料で公開されています。
ここではその2冊の内容についてご紹介したいと思います。
●オートスポーツ1966年8月号
まずは、映画を彷彿とさせる表紙の1966年8月号です。同年のル・マン24時間レースを巻頭で報じています。
「フォード圧勝!」というキャッチも踊っていてネタバレかもしれませんが、史実ベースですから知っている前提でも楽しめる作品かと思います。記事中では緊迫したレース展開からリザルトはもちろん、各車両のスペックやレースでの平均時速などが細かく記載されていて、映画の副読本としても重宝する内容となっています。
そして、注目したいのは、クルマの後ろに映り込むサーキットをはじめとした背景です。同作品は同時の風情を緻密に再現したことでも話題となっています。この本に掲載されている写真のリアルな景色と比べ、どれほど忠実に作り込まれているのか、そんな視点で映画を観てみるのも一興かと思います。
●オートスポーツ1967年2月号
もう1冊は、1967年2月号です。こちらには映画の主人公ケン・マイルズを追悼した特別企画が5ページにわたり展開しています。
フォードのプロトタイプマシンのテスト中に命を落とした彼の人生を振り返り、その人となりや生き様を考察し叙情的な文章で綴っています。
原因不明のトラブルで帰らぬ人となったマイルズが、どのようにクルマと出会いレーサーとして駆け抜けたのかを読み取っていただきたいと思います。それは劇中で描かれるメインテーマでもある人間模様を語るうえで、絶対に知っておきたい主人公マイルズのプロフィールです。
前述したように、こちらの2冊は2月末まで電子書籍を無料で読むことができます。いつでもどこでも、お手持ちのスマホ、タブレット、PCで読むことができます。また、電子書籍は小さい画面で楽しむものですが、任意に拡大できるという利点もあります。ある意味、雑誌以上に細部を詳細に見ることができたりするのも魅力です。この機会にぜひ電子書籍を体験してみてください。
さて、これから映画を観る方も、すでにご覧になった方もこの2つの特典をお読みになり、もっともっと深く『フォード vs フェラーリ』を楽しんではいかがでしょうか。
【関連リンク】
「オートスポーツ No.1524号/1月31日発売」(三栄公式ウェブ)
https://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=11269
「オートスポーツ 1966年8月号」「オートスポーツ 1967年2月号」(ASB電子雑誌書店)
https://www.as-books.jp/campaign.php?no=1696