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■いじれば広がるグロムの楽しみ
コンパクトボディと活きのいい走り、さらにスタイリッシュなデザインを兼ね備えたグロムは、さまざまな楽しみ方ができるバイクです。なかでもノーマル車のちょっとした不満を解消したり、自分好みにマシンを作り変えるカスタムは、グロムオーナーには見逃せない楽しみのひとつ。嬉しいことにカスタムパーツも豊富に市販されています。
ここでは、グロムにどんなカスタマイズが似合うかを考えてみたいと思います。
●ツーリングカスタムなら、どんなグロムに?
小型軽量で取り回しやすいグロムが、町乗りや日帰りツーリングにぴったりなのはいうまでもありません。でもそのいっぽう、カブの血統を受け継ぐJC75Eエンジンの優れた燃費性能を活かして、ロングツーリングやキャンプに挑むのも楽しそうですね。
ツーリングが大好きな私なら、カスタムもやっぱりツーリング仕様がいいかな? まずはKIJIMAのスクリーンキットと、ZETAのハンドガードARMORでロングランを快適に。リアにはTANAXのミニシェルケース ツーリングを取り付けて積載能力をぐっとアップしました。せっかくだからマフラーもYOSHIMURAのR77Sサイクロンに…。
こうして作ったのが、写真のカスタムグロムです! といっても妄想カスタムなので、カスタムパーツは本物ではなく、すべてイラストで再現してもらいました。でもこれ、なんだかアドベンチャーっぽくてカッコよくないですか? もしガレージにこんなグロムがあったら、しょっちゅうロングツーリングに出かけちゃいそうですよね。
●オフロード仕様も流行りの兆しが!
欧米では、グロムでのオフロード遊びはすでに大人気。日本でも、ついにIRCからブロックパターンタイヤGP-22が発売され、ブーム到来の予感が高まっています。さっそく友達の初期型グロムにGP-22を組み合わせ、オフロードコースを走ってみました。
GP-22は、オフロードをメインにしつつ舗装路もしっかり走れるオールラウンドタイヤです。フラットダートなら十分ゆとりをもって走れるグリップ力をもっています。ただ、ターン中に大きくアクセルを開けて滑らせすぎると、やや収束しづらいので、ダートではあまり無理しすぎないほうがいいかもしれません。
それにしてもブロックパターンタイヤを履かせるだけで、すっかりオフロードバイクっぽい見た目になっちゃうのが不思議です。実際にオフロードを走るわけじゃなくても、グロムをワイルドに演出するドレスアップ・アイテムとしてオフロードタイヤを使うのもアリかもしれませんね。
●新型グロムが近々登場する噂も!
せっかくいろんなパーツを取り付けてカスタムを楽しむなら、ボディカラーやグラフィックにもこだわりたいもの。2020年3月には、ニューグラフィックをまとった新しいグロムが登場するという噂です。ペイントを始める前に、新モデルにもぜひ注目してください。カスタムにはお金がかかるものですが、ミニマムサイズのグロムなら、カスタムのコストもやっぱりミニマム。グロムとともにカスタム沼にどっぷりはまってみるのもいいかもしれませんね。
【ホンダグロム主要諸元】
全長×全幅×全高:1755mm×730mm×1000mm
シート高:760mm
エンジン種類:空冷4ストロークOHC単気筒
総排気量:124cc
最高出力/最大トルク:7.2kW/1.1kgf
燃料タンク容量:5.7ℓ
タイヤ(前・後):120/70-12・130/70-12
ブレーキ:油圧式ディスク
車両価格:35万7500円
(写真・イラスト:高橋克也 文:村上菜つみ)
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【関連リンク】
村上菜つみさんがホンダ・グロムで出かけたツーリング記事は、月刊誌「モトチャンプ」2020年1月号に掲載されています。
https://www.sun-a.com/magazine/detail.php?pid=11176
GROM Official Site
https://www.honda.co.jp/GROM/