コロナウイルスの蔓延により中国の部品工場が休止中! 日本にも生産中止など影響の可能性は、春節明けの2月3日以降に注目!!

北京モーターショー2018

●湖北省には自動車メーカー、パーツメーカーが多い

新型コロナウイルスは自動車業界にも影響を与えると思う。本来なら春節休み明けの2月3日(月)から本格的に工場や流通が稼働し始めるのだけれど、武漢を中心とした湖北省は移動禁止になっている。もちろん工場だって稼働出来ません。あまり認識されていないものの、中国の中心にあって”物流の十字路”になっている湖北省は自動車メーカーだけでなくパーツメーカーも多い。

そんなことから自動車メーカーは中国での生産が出来なくなった。当初、2月10日まで休止ということだったけれど、状況は急速に悪化。上海など事実上の外出禁止令のようなことになっている模様。マスクを付けないと外に出られず、そのマスクが全く入手出来ない。中国、普段マスクをする習慣がないため、流通量も極端に少ないからだ。今後、罹患者はさらに増えるだろう。

中国の自動車工場稼働休止は、短く見て2月一杯を覚悟すべきだと思う。そもそもクルマ作ったって、今のような状況だと売れない。在庫になるばかりだろう。新型ウイルスの流行収束が見えてくるか、はたまたパンデミックしてしまってインフルエンザのような対応方法しかなくなるまで自動車産業は極めて厳しくなると覚悟した方がいいんじゃなかろうか。

さて。工場の稼働休止はもしかすると日本も影響が出てくるかもしれない。韓国の現代自動車は中国で生産しているワイヤーハーネスの在庫が無くなったら、韓国での生産を休止しなければならないという。日本の部品メーカーだって中国でワイヤーハーネスを作っている。日本の工場で使っているなら、在庫無くなり次第、生産ラインを止めざるを得なくなります。

こういった状況、東日本大地震の時やタイの大洪水の時にも発生した。その後、リスクヘッジのため部品を複数の地域にある工場から調達するなどしているようだが、中国内の違う地域で生産しているなら今回は厳しい。おそらく先週あたりから自動車メーカーの部品調達部門が大騒ぎになっていると思う。幸い春節で在庫を多めに確保していただろうけれど、長くは持つまい。

●ホンダN-WGNの電動パーキング対策部品は中国製か?

ちなみにトラブルが出て生産中止になっていたN-WGNの電動パーキングの主要部品、中国製だった。対策部品が中国製でなければ全く問題無いけれど、同じメーカーの部品を改良して使っていたりすると厳しい(中国製部品かどうか週明けに確認したい)。早ければ来週くらいから減産になる車種が出てくると思う。中国製の部品、けっこう使われてるという話です。

その他、4月の北京モーターショーや、同じ4月のF1上海グランプリは、すでに開催が危ぶまれているという。新型ウイルス、未だ情報が錯綜しており死亡率も大手メディアすら中国政府の発表を鵜呑みにして報じている。そもそも検査キットが少なく新型ウイルスに罹患しているかどうか解らず、死亡者も新型ウイルスに罹患したと解っている数のみ。正確な情報が出てくるまで用心するしかない。

北京モーターショー2018
前回の北京モーターショーは2018年4月。2年毎に開催されるので2020年は間も無く開催の予定だが…

(国沢光宏)

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