トヨタ「グランエース」ベースのコンセプトモデルが登場【キャンピングカー最前線】

■ポップアップルーフ化で2人の就寝が可能

キャンピングカー業界では、新型車が出てからあまり時間が経っていないのに、新型車ベースのキャンピングカーや簡易キャンパーが続々と登場としています。ミニバンやワゴンはもちろん、最近ではSUVや軽乗用車まで多岐にわたっています。

トヨタから発売されたばかりの大型高級ワゴン(ミニバン)であるグランエースも例に漏れません。大手キャンピングカービルダーであるトイファクトリーは、「ジャパンキャンピングカーショー2020」において、コンセプトモデルの「アーバン・キャンパー」を発表しました。

トイファクトリー アーバンキャンパー
トイファクトリーのコンセプトモデル「アーバン・キャンパー」

「日常からロードトリップへ」を掲げたグランエースの「アーバン・キャンパー」は、6人乗り/8人乗りを設定する同モデルの特徴である余裕の室内空間や快適装備はそのままに、新たにポップアップルーフが装備され、ルーフ上に大人2名が就寝できるベッドルームが確保されています。

トイファクトリー アーバンキャンパー
トイファクトリーの「アーバン・キャンパー」

さらに、量産モデルでは、フルフラットシートや回転シートを備えるシートレイアウトも展開予定だそう。利便性を損なうことなく車中泊機能を追加することで、グランエースでの旅の楽しみを広げられるモデルに仕上げられます。ベース車両はトヨタ グランエース「Premium/G」。発売時期は2020年5月初旬~(予定)。価格は未定となっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる