■BMWとパートナーシップ締結へむけ交渉中のジャガーが放つ、新世代XJをキャッチ
ジャガーは、フラッグシップサルーン「XJ」の生産を終了し、次世代型をフルEVモデルとして発売することを発表していますが、そのプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
キャリアカーで輸送中を捉えたプロトタイプは、フロントエンドが完全に覆われディテールは不明です。しかし、完全に再設計されたDピラー、ルーフラインが見てとれるほか、サイドシルの高さ、フェンダーの幅の広さ、ハイウエストライン、縦から横デザインとなるテールライトなどを確認することができます。
次世代型では、EVと燃焼駆動の両方のドライブトレインをサポートできる「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)を採用、各ホイールに1基ずつ、最大4基の電気モーターを配置、90.2kWhのバッテリーパックを備え、最大292マイル(470km)の航続が予想されています。
同社は現在、BMWとマルチパートパワートレインパートナーシップの交渉中とみられており、計画が実現した場合、電気モーター・トランスミッションおよび電子機器の開発で協力が進行するはずです。
XJ次世代型は、オーストラリア「マグナ・シュタイア」で生産される「I-Pace」とは異なり、同社の英国「Castle Bromwich」(キャッスル ブロムウィッチ)工場で生産が予定されています。
ワールドプレミアは2022年以降で、メルセデスベンツ「EQS」をはじめ、ポルシェ「タイカン」、テスラ「モデルS」などと市場で争うことになるでしょう。
(APOLLO)