■ミッドシップと洗練されたエクステリア、快適で圧倒的なパフォーマンスが選出理由
「東京オートサロン2020」に出展され話題をさらった新型「シボレー コルベット」が、「2020北米カー・オブ・ザ・イヤー」に選出されました。なお、日本国内における車両名称は、シボレー・コルベットで、スティングレイは使用できないとしています。
アメリカとカナダのジャーナリスト50名で構成する選考委員会により選出された新型コルベットは、ついにほかのスーパースポーツと同様にミッドシップ化され、洗練されたエクステリアデザイン、快適で圧倒的なパフォーマンスを実現したとして同賞を獲得。
コルベットは、1998年の5代目、そして2014年の7代目にも同賞に輝いていて、受賞式は、1月13日、デトロイトのTCFセンターで行われ、コルベットのエグゼクティブ・チーフ・エンジニアであるタッジ・ジェクター氏に授与されています。
「北米カー・オブ・ザ・イヤー」は、革新性、デザイン、安全性、パフォーマンス、テクノロジー、ドライバーの満足度、バリューの観点から優れた自動車に贈られる賞。「NACTOY」は、1994年にクリストファー・ジェンセンが創設、ジェンセン自身も初期の選考メンバーの1人だったそう。
審査は、米国およびカナダを拠点に、雑誌、テレビ、ラジオ、新聞、ウェブサイトで活動するフリーランスのプロの自動車ジャーナリスト約50名によって行われます。候補モデルを評価した後、個別に監査法人デロイト社を介して投票が行われ、各部門のファイナリストと受賞者が決定します。
「北米カー・オブ・ザ・イヤー」のプレジデント、ローレン・フィックス氏は、「2020年モデルのコルベットは、アイコニックなブランドの新たな時代を象徴する1台であり、市場からの盛り上がりも圧倒的です。ジャーナリストの視点からも、これこそが北米カー・オブ・ザ・イヤーであることを体現する、GMが手掛けた最高傑作の一台といえます」とコメント。
なお、新型コルベットは、米国ケンタッキー州のボウリング・グリーン工場において2020年2月から製造が開始され、顧客への納車はその後ほどなくスタートする予定だそう。また、日本国内での最終的な仕様と価格は2020年7月に決定し、デリバリー開始は2021年春以降が予定されています。
(塚田勝弘)