井出有治choice1! RE雨宮ストリート-7 IMSA仕様が、EXILE TRIBEのPVに登場してる!?【東京オートサロン2020】

■JDM流行りで只今アメリカで大人気のSA22Cが、懐かしの雨宮ブルピン(ブルー&ピンク)カラーで登場!!

こんにちは、井出有治です! 2019年はGRスープラから始まってアルピーヌA110まで、ボクが率直に感じたインプレッションをclicccar読者の皆さんにお伝えできました。2020年も引き続き、面白そうなクルマに乗っていきますのでヨロシクお願いいたします!

井出有治さんと雨さん談笑中
雨さんってパワフル以外の言葉が見つからない!? GT300時代もいろいろな話題の宝庫でした(笑)。

さて、1月10~12日、千葉県・幕張メッセで行われたお正月恒例『東京オートサロン2020』に行ってきました。今回もMoty’sブースでボクが開発に携わっている2ストロークエンジン専用のRAGNOオイルのアピールやトークショー、また2020年に参戦するスーパー耐久レース参戦体制お披露目トークショーなどをやらせていただいていました。たくさんのご来場、ありがとうございました!

では、東京オートサロン2019のときのように、会場内でボクが気になったクルマをチョイスしますね!

●やったね雨さん! RE雨宮ストリート-7 IMSA仕様が東京国際カスタムカーコンテストのチューニングカー部門で、最優秀賞を受賞されました~!!

【choice1!】は、RE雨宮さんブースにメインで展示されていたサバンナRX-7(SA22C)『RE雨宮ストリート-7 IMSA仕様』です。先に言っちゃうとこのクルマ、東京オートサロン2020で行われた「東京国際カスタムカーコンテスト」のチューニングカー部門で最優秀賞を受賞されました。

雨さん、おめでとうございます!

ブルピンSA22C
やっぱりRE雨宮といえば、このブルピン・カラーですよね!

今、アメリカではJDM(Japanese Domestic Market/日本車によるカスタム等)が流行していて、そんな中でもちょっと古いクルマが大人気なのだとか。RX-7でいうとSA22C! 雨さんがアメリカのイベントへ行ったとき、物凄く綺麗なSAセブンが100台以上も集まっていたのだそうです。雨や湿気が少ないので、いい状態で保たれるからでしょうね。

BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE
avexのYouTubeでみると、この画像がサムネイルになっていて超目立つ!(画像はavexのYouTubeチャンネルをスクリーンショットしました)

しかもしかも! JDM人気は日本にも逆輸入!?され、EXILEから派生したTRIBEグループ「BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE」の『44RAIDERS』という曲のPV(プロモーションビデオ)に、雨さんのこのクルマそっくりなのが登場しているんだって! 雨さんのスマホに保存されていたYouTubeを見せてもらったんだけどスゴイ!よね。

YouTubeチェック中の雨さんと井出さん
スゴイ! ブルピンセブンがBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEのPVに登場してる!!

PVに登場するSAセブンは雨さんの個体そのものではなく、どーもアメリカのチューナーさんが雨さんのブルピンSAセブンを真似て作ったものだそう。ド派手なPVの中でブルピンSAセブンの登場シーンは最後にチョットだけなんだけど、超目立っていました。

ブルピンセブンのエンジン
13B・NAはサイドポートチューン。240psパワーでキャブ仕様です。

そんな流れもあってRE雨宮の2020年は、SAセブンを制作したのだそうです。「でもさぁ、ボディは完全オリジナルじゃないからさ、ちょっと気に入らないんだよね。でさ井出クン、ボクは暴走族だけどこのクルマはストリート用。エアコン付きだしね。車検も取って街中走りに行くよ!」って。雨さんはますますパワフル!

雨宮勇美さん
チューニング業界トップチューナーのRE雨宮・雨宮勇美さん。

●2001年のJGTC・GT300では、ボクとRE雨宮はライバル同士!

ボクが高校時代、みんなはシルビアや180SXに乗っていたけど、ボクが乗りたかったのはFD3S・RX-7。でもカートをやっていてお金がなかったから、最初の愛車はFDを諦めてマツダのロードスターだったんです。そんなFD好きの当時のボクにとって、OPTION誌などで見ていた雨さんは、凄い最高速チューナー!っていうイメージでした。

ユニシアジェックス・シルビア
2001年にJGTC・GT300でボクが乗っていたハセミ・モータースポーツの「ユニシアジェックス・シルビア」。

その後2001年、JGTC・GT300にハセミ・モータースポーツの「ユニシアジェックス・シルビア」に乗っていたころ、 RE雨宮は「雨宮マツモトキヨシ アスパラRX7」でライバル同士! サーキットで初めて雨さんを見かけたとき「あ、ホンモノの雨さんだっ!」とチョイ興奮!

シルビアのほうがレース中のラップタイムは速いのに、ストレートは雨宮セブンのほうがメチャクチャ速くて! いくらコーナリングで引き離していっても、ストレートではグイグイ迫ってくる! 雨さんのセブンとは、そんなバトルを何度もやりました。

雨宮マツモトキヨシアスパラRX7
RE雨宮の「雨宮マツモトキヨシアスパラRX7」は、ボクたちの最大のライバルでした!

2001年は、ボクらのシルビアとRE雨宮セブンは最終戦までシリーズチャンピオンを争っていて、その最終戦でもシルビアとセブンで1、2位を争っていたんです。でもRE雨宮セブンとボクのチームメイト・柳田真孝選手がレース中にからんでしまい…。その結果、RE雨宮はそのレースもその年のシリーズチャンプも逃すことになってしまったんです。ボクも柳田選手も当時、まだまだ若手だったので熱くなっちゃったんです…。

あの時の経験は、レーサーとして成長できた1戦でしたね。でもやっぱりちょっと…苦い思い出でもあります。

RE雨宮・雨さんと井出有治さん
こうやって2ショットを撮るのは2018年のFIA IDCのとき以来、2度目!

(レポート:井出 有治/文:永光 やすの/画像:ダン・アオキ・AUTOSPORT・永光 やすの)

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この記事の著者

永光やすの 近影

永光やすの

「ジェミニZZ/Rに乗る女」としてOPTION誌取材を受けたのをきっかけに、1987年より10年ほど編集部に在籍、Dai稲田の世話役となる。1992年式BNR32 GT-Rを購入後、「OPT女帝やすのGT-R日記」と題しステップアップ~ゴマメも含めレポート。
Rのローン終了後、フリーライターに転向。AMKREAD DRAGオフィシャルレポートや、頭文字D・湾岸MidNight・ナニワトモアレ等、講談社系車漫画のガイドブックを執筆。clicccarでは1981年から続くOPTION誌バックナンバーを紹介する「PlayBack the OPTION」、清水和夫・大井貴之・井出有治さんのアシスト等を担当。
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