トミカ50周年おめでとう! トヨタ、日産、ホンダのデザイナーが手掛けた3台の記念モデルは絶対見逃せない!!

■2秒に1台売れているトミカ。累計販売台数は6億7000万台以上!

まもなく50歳となる筆者にとって、子供の頃おもちゃ屋さんの専用ショーケースに並んだトミカの中から、どれを買ってもらうかと悩んだことは楽しい思い出です。

トミカは株式会社タカラトミーが発売しているダイキャスト製ミニカーのことで、2020年に発売50周年を迎えます。トミカは1970年8月の販売開始から1050台以上の車種、累計販売台数6億7000万台以上を達成。2秒に1台売れているミニカーで、子供だけではなく大人にも人気となっています。

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これまで発売され全種類のトミカが一堂に展示された

2020年1月15日には「トミカ50周年記者発表会」が開催され、50周年事業が発表されました。まずは、2020年10月にイベント「トミカ50周年ファン感謝祭」を開催。また、2月29日からは埼玉県にある越谷レイクタウンを皮切りに、トミカ50周年を記念した展示・物販イベント「トミカ50thサンクスフェス」を開催します。

●トミカ50thサンクスフェス
・2月29日(土):イオンレイクタウン kaze
・3月7日(土)、8日(日) :イオンモール伊丹
・3月20日(金・祝日)-4月5日(日) :三井アウトレットパーク 木更津
・3月21日(土):池袋サンシャインシティ 展示ホールC(小学館こどもフェスティバル内にて)
・3月下旬-4月中旬:東京スカイツリータウン・ソラマチ
・4月25日(土)-5月25日(月):横浜ランドマークタワー69階展望フロアスカイガーデン

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登壇した株式会社タカラトミー代表取締役会長の富山幹太郎氏
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50周年記念イベントについて説明する竹内俊介氏

50周年関連商品としては、1970年に発売した初代トミカ6車種を現在のトミカに合わせた仕様・金型で再現したトミカ50周年コレクションをはじめとした4種類の記念商品を発売します。さらに50周年記念としてトミカのアニメ化や様々な企業・ブランドとのコラボレーションも予定されています。

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トミカとロッテのチョコパイによるコラボ商品

そして今回の記者会見で発表され、最も注目なのが「トミカ50周年自動車メーカーコラボプロジェクト」です。このプロジェクトはトヨタ、日産、ホンダの自動車メーカー3社が協力し、実車のデザインと担当している各社のデザイナーにトミカのために特別な50周年デザインを考えてもらうという企画です。

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自動車メーカーとのコラボ企画を説明する岸田敬氏
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自動車メーカーコラボ企画のゲストとして登壇。左から田村宏志氏、多田哲哉氏、柿沼秀樹氏

この夢の企画に関わった3社からはGRスープラの開発責任者である多田哲哉さん、日産GT-Rの商品企画責任者である田村宏志さん。そしてシビックタイプRの開発者、柿沼秀樹さんの国産スポーツカーを語る上ではずすことのできない3人が壇上に並びました。

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GT-Rの記念モデルのモチーフとなったトミカスカイラインのレーシングカー(中央)

プロジェクト第1弾として、ホンダシビックタイプR トミカ50周年記念仕様 デザインバイホンダが2020年4月に発売。続いて第2弾として2020年6月にトヨタGRスープラ トミカ50周年記念仕様 デザインバイトヨタ、そして第3弾として2020年8月に日産GT-R トミカ50周年記念仕様 デザインバイニッサンがそれぞれ800円(予価)で発売予定となっています。

なかでも日産GT-Rはかつてトミカがスポンサーだったトミカスカイラインのレーシングカーをモチーフとしたカラーリングとなっていますので、コレクターアイテムになるのは間違いなしです。

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1970年に発売された初代トミカの6車種
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司会者2人を含んだ全登壇者によるフォトセッション

プロの目から見てもクオリティが高いと評価されたトミカ。いつの時代も色あせないトミカの魅力は、年齢に関係なくクルマ好きを惹きつけるものがありますね。

(萩原文博)

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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