■電動パーキングブレーキ付きキャリパーにも注目
スタイリッシュなモデル作りでおなじみのローウェン。今年のオートサロンにも力の入ったモデルが多数展示されました。
今年の展示は従来よりも少しおとなしめとして台数も減らし、多くの人がブース内に足を踏み入れてもらえるようにした……とのことでしたが、ローウェンのもつ高級感はしっかりと維持されていました。
メインに展示されたモデルはアウディQ8でした。フロントスポイラーは使い勝手が悪化することのないよう下方向へのボリュームアップを行わずに、ドレスアップ効果を生み出す仕様となっています。
リヤはアンダーディフューザーにダブルディフューザー形状を採用し迫力をアップ。リアゲートスポイラーは、レクサスLC500用で人気を博しているトランクスポイラー同様、複雑な面構成の3Dデザインを取り入れられています。
アウディQ8と並んで展示されたのがレクサスUXで。センター下部にディフューザー形状を採用したフロントスポイラーを採用。サイド部に翼端板状のディテールを取り入れ、その内側には15φのLEDスポットランプを片側4灯(ホワイト、ブルーの選択可能)ずつ配置されています。
サイドディフューザーはリア側のみのスパッツタイプ、リアアンダーディフューザーは小さめなダブルディフューザーを装着。ルーフスポイラーはインパクトの強い形状となっています。フロントはFスポーツ専用、そのほかのパーツは全グレードに装着可能です。
また、今回は注目のパーツも展示されていました。それは鍛造モノブロック製のブレーキシステムです。
さまざまなブランドから強化ブレーキシステムは発売されていますが、電動パーキングブレーキ対応のものは少なく、装着を躊躇しているユーザーも多いようです。
しかしローウェンは独自の特許でリヤキャリパーへの電動パーキングブレーキを装備。電動パーキングブレーキ付き車両への装着を可能としています。
(文/写真・諸星陽一)