アルパインスタイルのコンセプトカーはファーストクラス並みに充実した後席空間が圧巻!【東京オートサロン2020】

■アルパインスタイルがALPINE STYLE Concept CarとALPINE STYLE特別仕様車を発表

カーエレクトロニクス製品の開発、製造、販売を行うアルパインと、国内マーケティング部門であるアルパインマーケティング、そしてカスタマイズカーの企画、開発、販売によりマーケティング活動の強化を目的として活動するアルパインニューズは、東京オートサロン2020に「アルパインスタイル」として4年連続出展しています。

そして今回、コンセプトカー「Premium LImousine Brushed Black Concept」を発表。合わせて東京オートサロン2020会場で発売開始した特別仕様車「ALPINE STYLE Limited Edition」を出展しました。

Premium LImousine Brushed Black Concept
発表されたPremium LImousine Brushed Black Conceptは全身をペーパー目が入るブラッシュドブラックに塗装され、フロントのエモーショナルライティンググリルが迫力です。

コンセプトカーである「Premium LImousine Brushed Black Concept」は、自動運転時代を見据えてアルパインが「Emotion in Mobility(移動を感動へ)」をテーマに開発されました。最先端3D技術を駆使したフルバンパータイプはダクトが立体感を演出しつつ、ボトムにせり出したAライン形状のフラップによりシャープさをもたせてスポーティな印象に仕立てられています。

ブラッシュドブラックに塗装されたボディでは、粗いペーパー目が入るハンドメイド感あふれるもの。ルーフにはカーボンがラッピングされ高級感満点です。

インテリアにも注目です。リムジンと名付けられたことでお分かりのように、このコンセプトカーのハイライトはリヤシートです。航空機のファーストクラスをイメージさせるプレミアムリムジンシートは電動リクライニング機能のほかオットマン、シートヒーター、プライベートベンチレーション、マッサージ機能まで装備しています。

インテリア
フロントシートは専用カバーで覆われイメージを一新しています。センターコンソールには大画面11インチのカーナビゲーションシステムBIG Xが装備されています。

また運転席とはガラスにより仕切られプライベートな空間を作り出しています。このガラスにはライトが仕組まれていて、クリアからスモークまで調色が可能です。プライベートな時間はスモークにすることでフロントシートから隔離されます。この機能はサイドガラスにも装備されていますので、外界から遮断することもできるのです。

プライベートガラス
リヤシート前面にはプライベート空間を創出するプライベートガラスが装備されています。ガラスにはライトが内蔵されクリアからスモークまで好みの明るさに変化させることができます。
大型ウーハー
もちろんプライベートガラスの下には大型ウーハーを内蔵するテーブルが設けられ、内部から大画面液晶モニターが迫り出して映画やDVDを楽しめます。

これらの機能はシート中央のアームレストに装備された「ステルスコントローラー」により操作できます。通常は何も表示されませんが、手を触れることでパネルが点灯して必要なコントロールが表示されます。まさに近未来のリムジンを体現する内容となっています。

ステルスコントローラー
リヤシート中央のアームレストには「ステルスコントローラー」と名付けられた操作パネルが配置されています。通常は消灯していて、手で触れるとパネルが点灯して各種操作を可能にしています。
カーボンシート
さりげないアクセントとしてフロアカーペットの下にはカーボンシートが敷かれています。分かる人には分かるセンスです。

特別仕様車の「ALPINE STYLE Limited Edition」は台数限定発売されたフルコーディネート車両になります。

Limited Edition
ブース中央に展示されたのはアルファードをベースにした特別仕様車「Limited Edition」です。FLAP SERIESフロンとスポイラーと専用色ブラッシュドブラックのボディはワイド&ローを強調しています。

アルファード・ヴェルファイアにフロントスポイラー、DTM Basicをベースにした特別色のダイヤカット/ブラッククリアとした20インチホイール、専用シートカバー、リフトアップスピーカー、LEDアンビエントライトなどの専用装備が施されています。通常これらの装備を施すことと比べ大幅に割安感のある販売価格648万円となっています。台数限定の販売になりますので、争奪戦になりそうです。

カーナビパネル
Limited Editionにはオプションでブラッシュドブラック仕上げのカーナビパネルが用意されています。
専用シートカバー
特別仕様車に標準で装備される専用シートカバーは青をアクセントにしたスポーティな装いです。

このほか、APINE STYLEのエアロダイナミクスパーツを装備したFLAP SERIESのアルファード・ヴェルファイア、CX-8、BMW X3などがズラリと展示されています。ファンならずとも大注目の出展です。

ヴォクシー
ALPINE STYLEの内外装パーツを装着したFLAP SERIESのヴォクシーも展示されています。装備を含めて281万円です。
インテリア
専用シートカバーやフロアマット、ステアリングなどを装備してスポーティに仕上がったインテリアです。
コンソール
コンソールにはヴォクシー専用ビッグX11がセットされています。
酒井龍哉さん
アルパインマーケティング、アルパインニューズ取締役の酒井龍哉さんがプレスカンファレンスで挨拶されました。東京オートサロン2020へ出展するにあたり台数限定で発売する特別仕様車には年末から問い合わせが何件も入るなど、期待に応えるショーにしたいと語られました。

(文と写真/増田 満)

この記事の著者

増田満 近影

増田満

複数の自動車雑誌編集部を転々とした末、ノスタルジックヒーロー編集部で落ち着き旧車の世界にどっぷり浸かる。青春時代を過ごした1980年代への郷愁から80年代車専門誌も立ち上げ、ノスヒロは編集長まで務めたものの会社に馴染めず独立。
国産旧型車や古いバイクなどの情報を、雑誌やインターネットを通じて発信している。仕事だけでなく趣味でも古い車とバイクに触れる毎日で、車庫に籠り部品を磨いたり組み直していることに至福を感じている。
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