●世界初の認定中古車センター・クオリファイドセンターを有明に設立するマクラーレン
2020年1月10〜12日、千葉県幕張メッセで開催されている東京オートサロン2020に、イギリスのスポーツカーブランド・マクラーレンが初出展しました。
サーキットで培った様々な技術力がフィードバックされたマクラーレンのロードカーは、2011年から日本で正式に導入されました。以来年々販売台数が伸びて2019年は、日本市場における年間の販売台数が350台を超え、また日本での保有台数が1000台を超えました。
徐々に日本市場でも認知され始めたマクラーレンのロードカーですが、より多くのクルマ好きにマクラーレンブランドを知ってもらうためにカスタムカーの祭典であるオートサロン2020にブームを構えたそうです。
2019年マクラーレンはスーパーシリーズのフラッグシップモデルである720Sスパイダーをはじめ、スポーツシリーズのエボリューションモデルでサーキット走行をメインとした600LTスパイサー、レジェンドドライバーの名前が与えられた究極のサーキット専用モデル、セナGT-R。
最高時速403km/hを記録した3シーターGT・プラグインハイブリッドカーのスピードテール、マクラーレンの新しいカテゴリーを開拓したNEW GTと矢継ぎ早に様々なモデルを発表しています。
今回、オートサロン2020のブースには最高出力720ps・最大トルク770Nmを発生する4LV8ツインターボエンジン+7速DCTというパワートレインを搭載し、最高速度341km/h、0-100km/h加速2.9秒と高いパフォーマンスを発揮する720Sスパイダー。そして2019年5月に日本に導入され、年末からデリバリーが開始されたばかりのNEW GTを展示。
NEW GTは最高出力620ps、最大トルク630Nmを発生する4LV8ツインターボエンジンをミッドに搭載しながらもNASAと開発したスーパーファブリックをエンジン上部に採用し、2シーターGTカーながら420Lのトランクスペースを確保し高い利便性を誇ります。
日本市場に上陸してから約8年が経過し、マクラーレンからマクラーレンに乗り替えるユーザーも出始めたため、世界初の認定中古車センター・クオリファイドセンターを東京の有明に設立するなど今後はユーザー層拡大のため質の高い中古車を販売する体制を整えていくそうです。
ロードカーだけでなく、サーキット専用モデルも続々と発表しているマクラーレン。F1での成績も復活し、ロードカーもフェラーリやランボルギーニなどのスーパースポーツカーに肩を並ぶほど飛躍しそうです。
(萩原文博)