●レクサスSC430をベースにスープラのオープンモデル風カスタムを施したA90 Spider
東京オートサロン2020に出展しているNATS日本自動車大学校(中ホール4)は、毎年自由な発想のカスタムカーを出展している。
中でもA90 Spiderと名付けられた車両は、一見すると新型スープラ。オープンボディに加工したのかと思いきや、ベースはレクサスSC430。以前は国内でもソアラとして販売されていたオープンボディのクーペだ。このSC430をベースに、本物の新型スープラのヘッドライトやテールを加工してセット。
車両の幅や形状が大きき異なるため、かなりの加工が施されている。しかも、ボンネットはアルミパネルから叩き出したワンオフで、裏側の骨組みとなるレインフォースも一から作り出している。
しかもこの車両、単なる新型スープラの顔面スワップなどではなく、あくまで映画「ワイルドスピード」に登場する80スープラのオマージュとして製作されている。エンジンは2JZに乗せ換えられ、ボディは2.2mを超えるワイドボディだ。車名のA90はA80スープラが進化したという思いが込められているのだ。
ほかにもユニークな「化けた」車両が出展され、Z33フェアレディベースの「R35ロードスター」やカムリベースの86風セダン「LS86」、カプチーノベースの2000GTレプリカ「2020GT」など、ショップのカスタムとは一味違ったカスタムカーばかり。完成度の高さも注目ポイントだ。