■プラットフォームを新世代パンダと共有、室内には大型LED多機能ディスプレイ搭載
フィアット「500」のフルエレクトリック版、「500e」のプロトタイプをカメラが初めて捉えました。
500eは、2012年11月のロサンゼルスモーターショーで初公開、翌2013年に発売されており、このフルモデルチェンジで第二世代へバトンタッチされることになります。
次期型では、新世代「パンダ」と共有する全く新しいプラットフォームを採用、デザインが刷新されることから、同社の最高マーケティング責任者オリビエ・フランソワ氏は「電気自動車のドルチェヴィータ(甘い生活やハッピーライフの意)になる」と意気込んでいるといいます。
ドイツで撮影された2台プロトタイプはボディ前後をカモフラージュ、1台のエアインテーク前部には電気関連の仮設パネルが設置されています。またヘッドライトの切り抜きがかなり大きいことから、アウトラインが大型化される可能性がありそうです。そのほかでは、テールライトや前後バンパーも再設計される可能性が高いです。
キャビン内では、ステアリングホイールがリフレッシュされるほか、大型LED多機能ディスプレイを備える再設計されたダッシュボード、センターコンソールに配置された新たしいATトランスミッション・ノブなどが装備されるようです。
現行型EVパワートレインは、24kWhリチウムイオンバッテリーを搭載、最高出力111ps・最大トルク200Nmを発揮し、1回の充電で84マイル(135km)の後続が可能ですが、すべての数値が向上することが予想されます。
500e次期型は2020年第2四半期(4〜6月)、イタリアのミラフィオーリ工場にて生産開始予定で、年間8万台の生産が見込まれています。
(APOLLO)