APOLLO 
■顕著なトランクリッドスポイラーなどを装備、エクステリアを差別化
BMWの主力モデル「5シリーズ セダン」のLCI（Life Cycle Impulse＝改良モデル）プロトタイプを、これまででもっとも軽いカモフラージュ姿でカメラが捉えました。
ドイツ市街地で信号待ちを捉えた開発車両は、先日捉えたツーリングと同様にフロントマスクがほぼ露出、若干ワイド化されたキドニーグリル、アウディ「TT」風LEDデイタイムランニングライトが見てとれます。
しかし大型のハニカムメッシュのエアインテーク、リップスポイラー、顕著なトランクリッドスポイラーなどを装備しており、「Mスポーツパッケージ」の可能性が高いようです。おそらく、フロントフェンダー後部にある黒いテープの下には、「M」バッジがあるはずです。またテールライトの一部も露出、初めて光りが放たれています。
パワートレインの目玉は、「7シリーズ」に新たに設定されたPHEV、「745e」のシステム流用です。745eは往来の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン＋電気モーターではなく、3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを軸にした新たなPHEVシステムへ進化しています。システム合計の最高出力は389psですが、新たに加わる「545e xDrive」ではデチューンされ、最高出力375ps発揮、EV走行は25kmと予想されています。
室内では、デジタルインストルメントクラスタとインフォテインメントシステムを最新のソフトウエアでアップデートする可能性が高く、インフォテインメントシステムは大型化される見込みです。そのほかステアリングホイールが新デザインに、トリム類の見直しも行われるでしょう。
5シリーズLCIの登場は2020年後半が有力です。
（APOLLO）
