気軽に体験! 初めての愛車の全開タイムアタックは超エキサイティング!!【車山オートテスト2019(実走編)】

■誰でも走れるなら私だって!

オートテスト
私の愛車、モビリオスパイク。ふだん使いにぴったりの1500ccです。

バイクでは、たまにスポーツ走行をすることもある私ですが、クルマはこれまで買い物やドライブの移動手段として乗るだけでした。でも、手軽なオートテストなら参加できるかも…と、思い切ってチャレンジしてみることに。愛車はホンダ モビリオスパイク。ずいぶん長く乗っていますが、今までアクセルを全開にしたことすらありません。

■ドキドキの初参戦!

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シートポジションやミラーの調整など、競技前の準備はふだんの点検とほとんど同じ。

競技のエントリー手続きはネットからでもできるのでとても簡単。当日は、緊張してちょっと早めに会場に到着しました。大会本部で手続きをすると、規則書やゼッケンがもらえます。

パドックに入って最初にするのはクルマの準備。といっても、ミラーを見やすく調整したり、ペダルが引っかからないようフロアマットをはずしたりするだけ。ふだんの点検でタイヤの空気圧やオイルなどをきちんとチェックしていれば、難しいことは何ひとつありません。ゼッケンはテープで両側のドアにぴったり貼り付けます。私のカーナンバーは65。愛車が急にレーシングカーになったみたいで、すごくかっこいい!

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ゼッケンをつけるとモタスポ気分も盛り上がります。

■慣熟歩行でコースチェック

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「えーと、次のパイロンは……」入念な慣熟歩行がタイムを縮めるカギになります。

オートテストでは、ジムカーナと同様、走行前に慣熟歩行がおこなわれます。ドライバーがコース図を片手にコース上を歩き、ドライビングをイメージしながらライン取りやブレーキングポイントなどを確認するのです。私も他のドライバーにまじって何度もコースを歩きました。コースの平面図と、実際のコースの印象はまったく違う場合が多いので、慣熟歩行はしっかりやりましょう。

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パイロンの配置や間隔、路面状態など、確認することは山盛り。運転席から見えるコースをイメージしながら歩くのがコツです。

■ブリーフィングには緊張感がみなぎります

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ブリーフィングに参加するドライバーたち。みんな真剣そのものです。

続いて主催者の挨拶とブリーフィング(競技説明)がおこなわれます。タイムスケジュールはもちろん、細かいルールの説明もあるので聞き逃すことはできません。競技中に出されるフラッグの解説や、ふだんの運転では気にせず済ませているような安全面の注意点を聞いていると、手軽な競技とはいっても、やはり本物のモータースポーツに参加しているんだという自覚と緊張感が高まりました。

■いざタイムアタック!!

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ロリーポップが上がれば、いよいよ走行開始です!

車山オートテストでは、練習走行1本、本番ヒート2本の計3回が、タイムアタックのチャンスとなっています。

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さあスタート!! 緊張の一瞬です。

練習走行でもタイム測定はありますが、ミスコースなどはカウントされません。クルマとコースに慣れ、本番ヒートのターゲットタイムを知るために走ります。オフィシャルに誘導されてスターティング・グリッドにつくと、まだ練習走行だというのに、もう心臓バクバクの超緊張状態!

スタート合図のロリーポップが上がり、一気にアクセルを踏み込むと、右に左にパイロンが迫り、夢中でステアリングを回しているうちに、何がなんだかわからないままゴールを迎えていました。フラフラの走行だったはずですが、ほかのドライバーやスタッフの方々に「初めてなのにキレイなラインでしたね」と温かい言葉をかけてもらえたのが嬉しかったです。

■本番のタイムアタックは2本

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「え?? 私のクルマってこんなに曲がるの?」予想以上の迫力に驚きながらも必死にステアリングを切り込みます。
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未体験のフルコーナリング。まだうまくできなくてもすごく楽しい!

本番走行は2ヒート制になっていて、両ヒートのうち良いほうのタイムが採用されて順位がつきます。ただしパイロンタッチは5秒加算のペナルティ、ミスコースの場合は、そのヒートが無効となるルール。せっかく走ってもリザルトを失うミスコースだけは、絶対に避けたいところです。

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オートテスト独特のガレージ(車庫入れ)は、テクニックが問われる難関セクション。

第1ヒートは練習走行の感覚を思い出しながら走りましたが、ミスを恐れて慎重になりすぎ、ガレージでのバック操作にも時間がかかって大幅にタイムを落としてしまいました。

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腹が減っては競技はできぬ?! ランチタイムに提供されたおいしいカレーをパクパク。

■2本目は大胆にアクセルオン!

昼食を挟んで挑んだ第2ヒートでは、大胆にアクセルを踏んでトライ! でも今度は勢いがつきすぎて360度ターンで大きくふくらみ、アウト側のパイロンをいくつも吹っ飛ばす事態となりました。

残念ながら、両ヒートとも納得とは程遠い走りになってしまいましたが、ふだんの運転とはまったく違う、手に汗握るスリル満点のドライビングが楽しめました。

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第2ヒートではアクセルを開けすぎてアンダーに。アウト側のパイロンにクルマを激しくヒットさせてしまいました。

【オートテスト概要】
主催:一般社団法人 日本自動車連盟 (JAF)

開催地:全国各地の特設会場にて開催

開催者:大会による

開催スケジュール:下記参照

(写真:高橋克也 文:村上菜つみ)

【関連リンク】
・オートテスト開催予定
http://jaf-sports.jp/autotest/schedule.htm

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この記事の著者

村上菜つみ 近影

村上菜つみ

福岡出身・東京在住のモデル&モータージャーナリスト。ツーリング雑誌での編集経験を経て独立し、二輪・四輪問わず幅広い分野で執筆中。「月刊モトチャンプ」連載中の「ぶらり二輪散歩」で使用したバイクのインプレッションを毎月6日(モトチャンプ発売日)に公開する他、乗り物関連の展示を紹介する「村上菜つみのミュージアム探訪」をシリーズ連載しています。
愛車はホンダ・モビリオスパイク&ホンダ・VTRです。
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