●エコ性能だけでなく総合性能もアップさせた、ミシュラン・エナジーセイバー4
ミシュランのエコタイヤ「エナジーセイバープラス」の後継モデルとなる「エナジーセイバー4」が発表されました。
現行モデルである「エナジーセイバープラス」は、メルセデス・ベンツやBMWはもちろん国産車にも純正されるベーシックタイヤとして高い評価を受けています。
今回発売された「エナジーセイバー4」はこの「エナジーセイバープラス」の後継モデルとなるエコタイヤです。「エナジーセイバー4」は日本のタイヤラベリング制度を重視したモデルで、日本で設計&開発を行い、タイ工場で製造。
ごく少量が香港と台湾で発売されますが、基本は日本をメインマーケットとしてデリバリーを行います。
タイヤの設計ではひとつの性能を向上すると別の性能がダウンするというトレードオフの関係が見られますが、ミシュランの設計思想ではこのトレードオフは認められず、ひとつの性能を向上した際にそのほかの性能は最低でも現状維持が当たり前、できればともに引き上げられるというのが求められています。
日本の低燃費タイヤでのタイヤラベリング制度では転がり抵抗性能とウエットグリップ性能が重視される傾向があります。この「エナジーセイバー4」ではウエット性能はbおよびCを獲得、転がり抵抗ではAAが2サイズ、Aが20サイズを獲得しています。
ウエットブレーキ性能は「エナジーセイバープラス」に比べて5.5%短縮を実現しています。このウエットブレーキ性能の向上には、新配合のコンパウンドが効力を発揮しています。
一方パターンノイズは「エナジーセイバープラス」に比べて5%低減、ロードノイズが9%低減に成功しています。この性能向上には、縦溝(ストレートグルーブ)幅の最適化やトレッド下に配置されたアンダートレッドラバーが効果を発揮。アンダートレッドラバーは転がり抵抗の低減にも効果を発揮しています。
販売予定サイズは145/80R13〜205/55R16まで23サイズが用意されます。ミシュランはタイヤの性能に対して大きな自身を持っていて、この「エナジーセイバー4」にも購入から60日間に性能に満足がいかない場合全額を返金保障。ミシュランオンラインストアでの購入者に対しては2年間のパンク補償が付帯します。