かゆいところに手が届く。横浜ゴムが「ジオランダーG003&X-AT」に軽自動車用サイズを設定

●乗り心地重視のX-ATとヘビーデューティのG003に新サイズが登場

横浜ゴムは「ジオランダー」というブランドで、SUVやクロスカントリー4WD、ピックアップトラック用のタイヤを展開しています。その「ジオランダー」ブランドの2種に、軽自動車用のサイズが追加されました。

GEOLANDAR G003 イメージ
GEOLANDAR G003

「ジオランダーX-AT」は2019年7月に登場したばかりのモデル。MTタイヤのような力強いデザインを採用しながらも、乗り心地などはATタイヤ相当のものを確保しているというコンセプト。クロカンSUVなどをヘビーデューティにドレスアップしたいものの、乗り心地が損なわれるのはいやだ……というようなユーザーがターゲットとなっています。

今回追加されたサイズは2つ。 145R14C 85/83Qは軽トラックのリフトアップカスタム車用として用意されたサイズで、LT/C規格のタイヤなので、リフトアップ後も荷物の積載が可能となります。また 195R16C 104/102Qサイズはジムニーのカスタム用のサイズとなります。

GEOLANDAR X-AT全体
裏表で異なるサイドウォールのデザインが採用され、異なる表情を作り出すことができる
GEOLANDAR X-AT トレッドデザイン
かなりオフロード感にあふれるデザインだが、乗り心地はしっかり稼げている

「ジオランダーX-M/T G003」は2017年に登場したモデルで、とくにオフロード指向のユーザーを対象としたモデル。ダートや砂利はもちろん、マッドやロックなどあらゆる路面でのオフロード性能を追求。耐久性・耐摩耗性の向上による優れたロングライフ性能も持たせたタイヤとなっています。 今回追加された145/80R12 80/78N LTは軽トラックに適合するサイズ、195R16C 104/102Qはジムニーに適合するサイズとなっています。

GEOLANDAR G003 全体
ジオランダーシリーズのなかでX-MTに次いで高い走破性を誇るG003
GEOLANDAR G003トレッド
深く長いサイプが高いエッジ効果を発揮。排土性も十分に考慮したデザインとなっている

(文・諸星陽一)

この記事の著者

諸星陽一 近影

諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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