キャデラックXT5の2020年モデルが登場。外観デザインの変更や最新の安全装備を搭載【新車】

■全長4825×全幅1915×全高1700mmのアメリカン・ラグジュアリーSUV

2019年12月3日、「キャデラックXT6」の日本上陸と合わせて「キャデラック XT5」の最新モデルを2020年1月1日に発売すると発表しました。「XT5 クロスオーバー」の名で2017年10月に日本で発売されて以来、約4割の販売シェアに達するなど、SUVブームもあって人気が高まっています。

キャデラック XT5
2019年12月3日に披露された2新型キャデラックXT5

2020年モデルの新型「キャデラック XT5」は、パワフルな3.6L V6エンジンの伝達効率向上のために新設計された、9速ATが搭載されています。8速から9速に多段化されたことで、より滑らかな加速と俊敏な走りに磨きをかけたとしています。

キャデラック XT5
左がキャデラックXT5、右がXT6

今回、新たに設定された「プレミアム」は、大幅な装備拡充を図りながらも価格を抑え、幅広い層へアメリカン・ラグジュアリーSUVの魅力を訴求しています。なお、グレード構成は、エレガントな外観と洗練された乗り心地が特徴の「プレミアム」と、精悍なエクステリアとスポーティな走行性能を備えた「プラチナム スポーツ」の2つ。

GMジャパンでは、新型「キャデラック XT5」の導入により、6人乗り3列シートの新型クロスオーバーSUV「キャデラック XT6」、7人乗りフルサイズアメリカンラグジュアリーSUV「キャデラック エスカレード」とともに、より一層充実したキャデラックのSUVラインアップを揃えたことになり、さらにコンパクトSUVの「XT4」の導入も2020年に日本に導入するとしています。

キャデラック XT5
キャデラック XT5の2020年モデル

さて、2020年モデルのXT5は、フロントグリルやサイドモールディング、ホイールデザインなどを存在感あふれるスタイリングに刷新。ラグジュアリーな「プレミアム」は、インテリジェントAWDが装備され、滑りやすい路面でも安定した走りが可能。

一方、フロントグリルをはじめ、随所にダークなカラーリングが施された「プラチナム スポーツ」は、アルミスポーツペダルやパドルシフトなどスポーティな専用装備に加えて、スポーツチューンドAWD やアクティブダンピングサスにより、アグレッシブな走行を実現するそう。また、滑りやすい路面でも安定した走りを実現するインテリジェントAWDに加えて、ドライビングシーンに合わせて最適なドライブモードを選択可能です。

キャデラック XT5
キャデラック XT5のインパネ

また、乗員の快適性を高めるべく、各シートの温度を最適化するイオン発生機を備えたトライゾーン空調システムをはじめ、シートヒーター、ベンチレーションシート、ウルトラビューパノラマサンルーフ、クラストップの静粛性を可能にしたアクティブノイズキャンセレーション技術など、多彩な装備も搭載されています。また、ドライビングダイナミクスの進化により、モデルごとに異なる個性の走りが堪能できます。

キャデラック XT5
キャデラック XT5のラゲッジ

さらに、特別にチューニングされた「BOSE Performance Series Sound System」を用意。こちらは、14個のスピーカーが搭載され、ステンレス製パンチングメタルスピーカーグリルが採用されています。また、最新のインフォテイメントシステムは最新のインターフェースが用意され、接続性とカスタマイゼーションも進化を遂げているそうです。スマートフォンとの連携機能である「Apple CarPlay」と「Android Auto」も標準装備。

キャデラック XT5
キャデラック XT5のシート

新世代の3.6L V6 エンジンは、最高出力 231kW(314PS)、最大トルク368Nmで、アクティブフューエルマネージメントがエンジンを4気筒モードで稼働させる気筒休止により、燃費性能の向上に寄与します。 安全装備は、エマージェンシーブレーキシステム(フロント&リヤオートマチックブレーキ/フロント&リヤ歩行者対応ブレーキ)、リヤカメラミラー、アダプティブクルーズコントロールなど20以上の最新安全装備を標準搭載されています。

キャデラック XT5
キャデラック XT5のリヤビュー

価格は、「キャデラック XT5 プレミアム」が6,500,000円、「キャデラック XT5 プラチナム スポーツ」が7,850,000 円です。

(文/塚田勝弘 写真/塚田勝弘、GM)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる