●来シーズンを占うルーキーテストで光る走りが魅せられるか
日本では今年のモータースポーツもオフシーズンに入り、モータースポーツファンにとっては早くもモタスポロスな日々が続いている今日頃かと思いますが、スーパーフォーミュラの合同テストが4日、鈴鹿サーキットで開催されました。
この合同テストは、スーパーフォーミュラに初めて参戦するルーキードライバーテストも兼ねていて、ルーキードライバーはもちろんのこと、ドライバーの移籍という意味でも来シーズンのドライバーラインナップを決める大切なテストになります。
開催前日のエントリーリストでもT.B.N(To Be Nominated、後で指名という意味)が並び、一体誰がどのマシンに乗るのか筆者もワクワクしていたのですが、そこに今回、今シーズンスーパーGTでは34号車Modulo KENWOOD NSX GT3で参戦し第5戦富士で3位表彰台を獲得、全日本F3選手権では2位1回を含む3回の表彰台を獲得しシリーズランキング6位となった大津弘樹選手が現れました!
大津選手はModuloがスポンサードするTCS NAKAJIMA RACINGから、今シーズンアレックス・パロウ選手が乗車した64号車で、今回のテストに臨むことになりました。
緊張した面持ちでマシンに乗り込んだ大津選手ですが、赤旗中断を挟み2時間の初日午前の走行では、同じくスーパーフォーミュラルーキーとなる今シーズン全日本F3選手権シリーズチャンピオンのサッシャ・フェネストラズ選手に次ぐ45周を走行。テストなのであくまで参考タイムながら全体でも並み居るドライバーの中で4番手タイムを記録しました。
スーパーフォーミュラ開幕まで4ヶ月。果たして来シーズン大津選手の雄姿がサーキットで見られるのか、オフシーズンの楽しみがひとつ増えましたね。
(H@ty)