アウディ SQ2が日本上陸。最高出力300PS・最大トルク400Nmで価格は599万円【新車】

■ハイパワーと良好なコントロール性を兼ね備えたスポーツSUV

アウディのコンパクトSUVであるQ2に、スポーツ性能を大幅に高めたSQ2が新たに加わりました。2019年12月3日からの発売になります。

ベースのQ2は、ほかのアウディSUVとは異なる雰囲気が特徴。ポリゴン(多角形)をモチーフに使った先進的でユニークなデザインと精緻な走りが身上で、SQ2は2.0Lの直列4気筒ターボエンジンとquattro(クワトロ)が組み合わされています。

アウディ SQ2
アウディ SQ2の走り

最高出力221kW(300ps)のエンジンは吸排気に可変バルブタイミング機構を備え、排気側には「アウディ バルブリフト システム(AVS)」を搭載。2,000〜5,200rpmの広い範囲にわたって400Nmの最大トルクを発生します。

アウディ SQ2
アウディ SQ2のサイドビュー

このハイパワーはアウディ自慢のquattroとスポーティな「S Sport」サスペンションによって路面へ伝達され、0-100km/h加速をわずか4.8秒(欧州計測値)でこなし、最高速は250km/hに達します(電子制御リミッター作動)。レッドラインは6,500rpm。この2.0L TFSIユニットの単体重量は150kgと軽く、車体の軽量化とともに良好な前後軸重バランスにも貢献しています。

アウディ SQ2
アウディ SQ2のリヤビュー

サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式、リヤはquattroに対応するためマルチリンク式が採用され、運動性能を高めた「S Sport」サスペンションと専用にギアレシオがクイックにされたプログレッシブステアリングが組み合わされています。

トランスミッションは湿式の7速S tronicで、「アウディ ドライブ セレクト」で「efficiency mode」を選択すると、状況に応じてクラッチを切り離してコースティング走行を行なうようになり、燃費向上に貢献。quattroシステムはセンターデフとして電子制御多板クラッチを備える方式で前後トルク配分を適切にコントロールします。また、前輪がグリップを失うとわずか数ミリ秒でクラッチを締結し、リヤに駆動力を伝えます。

アウディ SQ2
アウディ SQ2のフロントシート

スポーティなドライビング中には、ドライバーが操舵した瞬間に四輪駆動状態へとスイッチし、滑りやすい路面でも良好なコントロール性を発揮するそうです。また「ホイール セレクティブ コントロール」により、コーナー内側のホイールに軽いブレーキをかけることで、スムーズなハンドリングに貢献するとしています。

用意されるボディカラーは「デイトナグレーPE」や「クワンタムグレー」をはじめ、「SQ2」のみで選択可能なカラーを含めて全8色。標準のインテリアはクロス/レザー仕様ではオプションとしてファインナッパレザー、そしてSQ2らしさを強調するSQ2インテリアデザインパッケージが選択できます。

こちらは、ファインナッパレザーのシートセンター地に、ロックグレー ステッチが施されたマグマレッドが組み合わされていて、エアコン吹き出し口に付くレッドアクセントリング、マルチカラーアンビエントライティングが用意された情熱的な仕立てになっています。

Audi SQ2の価格は5,990,000円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる