ホンダが自動運転タイプのロボット芝刈機「Miimo(ミーモ)」の実証実験をスタート

■東京都公園協会と協力、広大な敷地の芝刈りにチャレンジ!

ホンダが日比谷公園などの大型公園や電源設備のない河川敷で、同社のロボット芝刈り機「Miimo(ミーモ)」の実用性検証をスタートさせました。

これまでの人による芝刈り作業をロボットが代行するもので、私有地での使用を想定していますが、東京都公園協会と協力して傾斜の有る広い敷地など大規模な公共の芝生の整備にも効果があるかを検証するそうです。

2017年に発売が開始された「Miimo」は常時芝を刈る事で芝生の生長を止め、密度の詰まった美しい芝生に仕上げることができることから好評のようで、昨年は欧州などで1万台以上を販売(日本価格:49万8千円)。

使用にあたっては、芝を刈りたい場所にエリアワイヤー(電線)を敷設、充電ステーションを設置します。

芝を刈りたい場所にエリアワイヤーを敷設、充電ステーションを設置

エリアワイヤーが発信する信号で芝刈りエリアが区切られ、Miimo が境界線を検出すると方向転換して芝を刈り取ります。サッカーコートの約半分の広さの芝生を刈ることが可能で、バッテリー残量が少なくなると自動で充電ステーションに戻る仕組み。

ホンダでは今後、人手不足を背景にロボット芝刈り機の需要が高まるとみて、全国の公園などにも利用の対象を広げたい考えのようです。

Avanti Yasunori・画像:HONDA)

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ロボット芝刈機「Miimo(ミーモ)」
https://www.honda.co.jp/lawn-garden/miimo/index.html

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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