■ダイナミックな走りとスタイリングが魅力の「A110S」
2019年11月21日、アルピーヌのラインアップにダイナミックな走りとスタイリングが際立つ「アルピーヌ A110S」が加わりました。
「A110S」のエクステリアには、カーボンルーフやオレンジブレーキキャリパー、ブラックエンブレムが用意され、インテリアにはオレンジステッチ、カーボンファイバーやマイクロファイバー(ディナミカ)が採用。内・外装ともに、よりダイナミックなスタイリングになっています。
走りもハイパワー化されたエンジンと専用チューニングされたシャーシの組み合わせにより、スポーツ性が際立つダイナミックな走りが得られるそう。
スポーツカーとしての強い個性と特徴的なスタイリングを持つ「A110S」は、ハイパワーエンジン、専用チューニングが施されたシャーシ、洗練されたデザインが特徴。さらに、正確なステアリングレスポンスと、高い高速安定性を実現するよう設計されているそうです。
■シャーシを強化し、日常からサーキットまでダイナミックな走りが楽しめる
洗練されたスタイリングのエクステリア、そしてインテリアには、カーボンファイバーやマイクロファイバー(ディナミカ)など、最高品質の素材が使われ、スポーツカーとしての魅力が強調されています。
1.8Lターボエンジンは最高出力292psを発生し、1,110kg(グリトネールマットは1,120kg)と軽量。毎日の使用での快適性も併せ持つとする「A110S」は、運転しやすく、軽量でコンパクトなボディ、敏捷性がもたらすパフォーマンスという、アルピーヌらしい特徴を持っています。エンジン自体は同じ1.8L直列4気筒ですが、パフォーマンス向上のためにターボのブースト圧は0.4bar増加。
292psの最高出力は6,420rpmで発生し、A110よりも回転数で約420rpm高くなります。最大トルクは320Nmで、2,000rpmから6,420rpmで発生し、A110よりも1,420rpm トルクバンドが広くなっています。トランスミッションは電子制御7速DCTで、後輪を駆動。
ブレーキの機構を使う電子制御トルク配分システムにより、最小限のホイールスピンでコーナーから非常に鋭く素早く脱出することができます。最高出力の向上により、A110S のパワーウェイトレシオはA110の4.3kg/psに対し、3.8kg/psへと向上。0-100km/hのタイムは4.4 秒。
シャーシも強化されています。サスペンションのセットアップから安定性制御の最適化まで、そしてホイールジオメトリーからタイヤの構造やコンパウンドまで、強烈なドライビングの体験を提供すべくブラッシュアップ。
「A110S」のコア部分は、A110と同様の非常に軽量でコンパクトなアルミニウムボディ構造で、シャーシに施された専用チューニングにより、よりダイナミックなドライビングが楽しめるそうです。
新しいスプリングは、レートがフロントで30N/mm から47N/mm に、リヤが60N/mm から90N/mm に高められ、ダンパーもそれに応じてチューニングされています。加えて、アンチロールバーの剛性もフロントが17N/mmから25N/mmに、重量を最小限に抑えるため中空構造を持つリヤのアンチロー ルバーも10N/mmから15N/mmに強化されています。
最低地上高が 4mm 低められ(※数値は欧州参考値。日本での全高の届出値はA110と同じ1,250 mm)、クルマの重心が最適化されたことで、優れた高速安定性と素早いステアリングレスポンスを実現したとしています。
ダンパーにはA110同様、バンプストップラバーが廃されたハイドロリック・コンプレッション・ストップを採用しながらも究極のボディコントロールのために専用にチューニングされています。同モデルの性格に合わせ込んだシャーシのセットアップにより、高いレベルの正確なハンドリングと動的性能を達成したそう。
さらに、新しいホイールとタイヤ(フロント215mm、リヤ245mm)、専用構造、専用コンパウンドの「ミシュラン パイロットスポーツ4」により、優れたメカニカルグリップを生み出します。横滑り防止装置(ESC)は、特にトラックモードで最高の正確性と安定性のためにプログラムされています。ESC は、完全に作動を停止することも可能。ブレーキには、強力なブレンボ製ブレーキキャリパーと、直径 320mm のバイマテリアルディスクが 採用されています。
価格は8,990,000円で、ボディカラーは「ブルーアルピーヌ・メタリック」「ブランイリゼ・メタリック」「グリトネールマット」の3色。2020年2月9月(日)23:59まで、アルピーヌ・ジャポンオフィシャルウェブサイトで先行予約を受付中です。
(塚田勝弘)