ジャガーXFに改良型登場。「I-Pace」から新テクノロジーの投入も

■XF派生ワゴン「スポーツブレーク」改良型、マイルドハイブリッドも設定か?

ジャガーの欧州Eセグメントモデル「XF」の派生ワゴンである「XFスポーツブレーク」の改良型をカメラが初めて捉えました。

ジャガー XF 外観_003
ジャガー XF スポーツブレーク 新型プロトタイプ

XFは、2007年1月のデトロイトモーターショーで公開されたコンセプトモデル、「C-XF」を起源とし、改良が重ねられ2008年に市販化されました。それまでのジャガーと一線を画したクーペ風ルーフは注目を集めました。同年には日本市場にも導入され、2012年にワゴンバージョンであるスポーツブレークが誕生しています。

現行モデルとなる第二世代は2015年に登場、先代よりホイールベースを50mm延長し、居住性が向上しています。

ジャガー XF 外観_006
ジャガー XF スポーツブレーク 新型プロトタイプ

今回捉えた改良型プロトタイプですが、フロントやリアに厳重なカモフラージュがほどこされており、詳細は見えていません。しかし、ヘッドライトが現行モデルよりコンパクトに見えるほか、グリルも小さく再設計されている様子が伺えます。

リアエンドでは、グラフィックが刷新されるテールライトも確認できます。奇妙なのは排気口がみられず、車の下に取り付けられている白いボックスです。おそらくパワートレインの変更を行うためのセンサーのようなものでしょう。

ジャガー XF 外観_007
ジャガー XF スポーツブレーク 新型プロトタイプ

キャビン内も大きな進化を遂げそうです。「I-PACE」から新テクノロジーを導入、「XE」同様に12.3インチのデジタルインストルメントクラスタ、最新のインフォテイメントシステム、空調を調節するための2番目のタッチスクリーンディスプレイを搭載するほか、新デザインのステアリングホイールを装備。センターコンソールには、新設計されたロータリーギアノブを搭載します。

パワートレインは、最高出力200ps、250ps、300psを発揮する2.0リットル直列4気筒「インジニウム」ガソリンターボエンジンがラインアップされるほか、最高出力400ps、最大トルク550Nmを発揮する3.0リットル直列6気筒を搭載するマイルドハイブリッドが設定される可能性があるようです。

XF改良型のデビューは、2020年後半が予想されます。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる