■ストレッチされたVWティグアンの正体はシュコダの新型EVモデルと判明
VWのコンパクト・クロスオーバーSUV「ティグアン」らしき謎の開発車両を発見、グループ傘下の新型EVクロスオーバーテスト車両と判明しました。
捉えたプロトタイプはフロントバンパーをカモフラージュし、Bピラーをストレッチしています。カメラマンによると、VWグループ傘下「シュコダ」が2017年上海モーターショーにて初公開したコンセプトカー、「ヴィジョンE」市販型のテストミュールだといいます。
市販型では、VWが2018年に発表した次世代EVモジュラープラットフォーム「MEB」を採用、VWのEVクロスオーバーSUV「ID.CROZZ」と兄弟モデルとなります。開発車両には電気モデルを表す「Elektrofahrzeug」のステッカーがみられることからもEVと判断できるほか、ティグアンより長いホイールベースとなることは確実です。
コンセプトモデルでは2基の電気モーターに電力を供給する83kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載、このセットアップにより最高出力306psを発揮します。また0-100km/h加速は5.9秒、最大航続距離は310マイル(500km)を可能にし、30分で80%の充電が完了するとされています。しかし、発表から2年が経過することから、市販型では全ての性能が向上すると予想されています。
「Eniaq」と「Enyaq」が商標出願されていることから、市販型車名はこの2つが有力とされており、チェコの「ムラダー・ボレスラフ」工場で生産、2020年から発売が予定されています。
(APOLLO)