■シルフィがフルモデルチェンジも、日本市場への導入はどうなる?
日産は2019年4月の上海モーターショーで新型「シルフィ」を発表しましたが、これまで設定されていた6速MTが廃止される可能性が高いことがわかりました。
シルフィは2000年に「ブルーバードシルフィ」として誕生、以降19年・3代に渡って発売されているモデルです。中国市場向けとして4月に初公開された新型では、ブランドの象徴「Vモーショングリル」を採用、スタイリッシュなエクステリアに広い室内、高級感のあるコックピットを備え大きな進化を遂げています。
日本では大人気とは言えませんが、中国では年々右肩上がりのセールスを記録しており、中国戦略車として欠かせないモデルに成長しています。
最新情報によると、新型シルフィでは予想されていた1.6リットル直列4気筒は存在せず、最高出力111hp・最大トルク196Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒NAエンジンのみが設定、トランスミッションは6速MTが廃止されCVTのみが有力のようです。
ただし、これは初期モデルでの話であり、今後MTや新グレードが追加される可能性もあるでしょう。
そのほかの装備では、日産セーフティシールド360、ブラインドスポット警告、自動ハイビーム、自動緊急ブレーキなどの安全技術を搭載、トリムやオプションパッケージに関係なく標準装備となります。足回りではリアサスペンションをトーションビームからマルチリンクリアサスペンションセットアップへの変更がなされています。
日本市場では、2012年に発売されたモデルが現在も販売されており、新型の発売に期待がかかっています。しかし、この新型モデルが日本導入される可能性は低く、改良型の投入が予想されます。
(APOLLO)