販売不振へのテコ入れは「SUV攻勢」。韓国・ジェネシスがBMW X3のライバルを発売!?

■ジェネシス「GV70」は刺激的スタイルが売り

韓国・ジェネシス初のクロスオーバー「GV80」を8月にスクープしましたが、今度はその下に位置する「GV70」を初めてカメラが捉えました。

ジェネシス GV70外観_002
ジェネシス GV70 開発車両

ヒュンダイから高級車ブランドとして独立したジェネシスですが、販売不振が長期化しており、ライバルのレクサスに水をあけられている状態です。そこで反撃の一手としてブランド初のクロスオーバーSUV「GV80」を投入、2020年から2021年にかけ怒涛のSUVラッシュを仕掛けます。

2020年の「GV80」を皮切りに、2021年には「GV70」、「GV60」(仮称)が続く予定です。

GV70のベースとなる「G70」は、もっとも競争の激しい市場の一つである欧州Dセグメントモデルで、メルセデスベンツ「Cクラス」、BMW「3シリーズ」と対争っています。つまりSUV「GV70」はメルセデスベンツ「GLC」やアウディ「Q5」、BMW「X3」などをライバルとすることになります。

ジェネシス GV70外観_009
ジェネシス GV70 開発車両

捉えたプロトタイプは、フロントエンドが完全にカモフラージュされています。しかし、グリルやサイドベンチレーションの形状がわかるほか、ハッチバックのように滑らかなルーフエンド、スポーティなリアクォーターウィンドウ、テールライトのアウトライン、そしてアグレッシブなエキゾーストパイプなど、かなり刺激的スタイルが確認できます。

パワートレインは、最高出力252hp・最大トルク353Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジン、及び最高出力365hp・最大トルク510Nmを発揮する3.3リットルV型6気筒エンジンがG70から流用される見込みです。駆動方式がセダン同様に後輪駆動と全輪駆動をセレクトできるのか、AWD専用になるのかも注目です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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