■スポーティなコクピット風インテリア
一方インテリアは、定評ある質感の高さに加えて、「コンパクトクラスで最もスポーティなインテリア」を目標としてデザインしたとしています。インパネを運転席側へとわずかに傾斜した、コックピット風のドライバーオリエンテッドな仕立てが目を引きます。
操作系、視認系では、高解像度の10.25インチのフル液晶ディスプレイ式のデジタルインストルメントクラスターが特徴。オプションで10.1インチのタッチスクリーンを備えたMMIナビゲーションシステムや多機能のアウディバーチャルコックピットも用意されています。
さらに、いまや不可欠なUSB充電ポートは標準装備で、「Apple CarPlay」や「Android Auto」が使用できるアウディスマートフォンインターフェイスや、ワイヤレスチャージングもオプション設定されます。また、11個のスピーカーにより高音質を実現するバング&オルフセン3Dサラウンドシステムも、A1として初めてオプション設定されています。
搭載されるエンジンは、1.0Lガソリン(25TFSI)と新開発の1.5L(35TFSI)で、後者の1.5 TFSIは、従来の1.4L TFSIに代わることになります。1.5 TFSIは最高出力150PS、最大トルク250Nmを発揮。組み合わされるトランスミッションは、全車7速Sトロニック。新開発の1.5Lエンジンは、高圧の直噴システムを採用し、気筒休止システムのシリンダーオンデマンド(CDC)により効率の良さも追求されています。
安全装備は、レーダーセンサーで前方を走る車両や歩行者などを検知し、衝突被害軽減ブレーキを作動させる「アウディプレゼンスフロント」が全車に標準。アダプティブクルーズコントロール、アクティブレーンアシスト、ハイビームアシストも用意されています。
価格は1.5Lエンジンを積む「アウディA1スポーツバック35 TFSI advanced」が3,650,000円、同エンジンの「アウディA1スポーツバック 35 TFSI S line 」が3,910,000円。ともに駆動方式はFFです。
さらに、新開発1.5ℓエンジンを搭載した「A1スポーツバック35 TFSI advanced」をベースとした限定250台の「A1スポーツバック 1st edition」も導入記念モデルとして設定されています。価格は、4,430,000円です。
外観は、コントラストルーフとコントラストパッケージにより、フロントリップ、サイドブレード、エクステリアミラーがミトスブラックメタリックに塗装され、またブラックインサートが装着された17インチ5スポークデザインアルミホイールによりスポーティかつ上質なムードが演出されています。
(文/写真 塚田勝弘)