●上質でエレガントな空間を実現するインテリアに、さまざまな先進装備を装着
メルセデス・ベンツの最上級ロードスターである「SL」に特別仕様車の「SL 400 Grand Edition」が追加され、 2019年10月30日から受注が開始されました。配車は2020年1月頃より順次開始されます。
メルセデス・ベンツSLといえば、ロードスター仕様に限らずメルセデス最高級モデルの1台で、ゆったりと快適なクルージングを楽しむエレガントなロードスターとしても、また、ワインディングロードをダイナミックに走り抜けるスポーツカーとしても応えてくれます。
今回追加された「SL 400 Grand Edition」は「SL 400」がベース。日本向けに用意された専用デザインのハイグロスブラックペイントの19インチ AMG ツインスポークアルミホイールが装着されています。
インテリアには、トップパフォーマンスモデル「メルセデス AMG SL 65」に採用されているダイヤモンド ステッチがあしらわれたタンドラブラウンパールとブラックを組み合わせたナッパレザー シート、そしてライトブラウンポプラウッドインテリアトリムが上質でエレガントな空間を演出。
機能面では、マジックスカイコントロールパノラミックバリオルーフの搭載がトピックス。走行速度が約40km/hまで (ルーフの開閉を開始できるのは停車時のみ) ボタンを1回操作するだけでルーフの開閉を自動で行うことができます。
また、ルーフトップの濃淡をボタンひとつで切り替えられることができ、クリアモードでは頭上に空が広がり、寒いときなどでもオープンエア感覚を体感できます。ダークモードでは室内の温度上昇を最大10°C程度防ぎ、快適性を維持。どちらのモードでもルーフ部のガラスが紫外線と赤外線を効果的にカットできます。
また、マジカルコントロールシートバック、ドライビングダイナミックシートも用意。前者は、シートに内蔵されたエアクッションで、背もたれのサイドとショルダーエリアのサポート、 ランバーサポートをきめ細かく調整できる機能。後者は、コーナリング時にバックレストのサイドが自動で膨らむことで乗員の身体をしっかりホールドする機能です。
同モデルのボディは、俊敏な走りを追求するため、フルアルミニウムボディシェルが使われていて、軽量で高強度なアルミニウム材を使用するとともに、部位ごとに適した構造設計が採用され、軽量化と高い剛性、最高レベルの安全性を同時に成立。さらに、軽量で高い剛性のボディにより、ダイナミックな加速や正確で俊敏なハンドリングを実現させることが可能で、さらには、燃費向上にも大きく貢献して高い環境適応性を実現したとしています。
搭載されるエンジンは3.0LのV型6気筒直噴ツインターボで、高性能直噴システムやカムシャフトアジャスターなどの採用によって最適な燃焼状態が生み出され、NANOSLIDE(ナノスライド)加工がシリンダー壁面に施され、摩擦損失の低減技術などで、最高出力270kW(367PS)・最大トルク500Nm (51.0kg-m)を発生します。スタートストップ機能やオンデマンド式のオイルポンプ、優れた冷却システムなどにより高い環境性能も同時に実現。
サスペンションはABC(アクティブ・ボディ・コントロール)が採用されていて、発進、加速、減速、旋回時などに 発生するボディの動きと、乗員を含めた車両重量を感知して、四輪それぞれのコイルスプリングの作動を瞬時に電子制御。ボディのロールを低減し、フラットな車体姿勢を保ってコーナーを駆ける操縦性と、マイルドで快適な乗り心地を高次元で両立するそう。さらに、コーナリング時に車両がコーナー内側に傾くダイナミックカーブ機能も搭載。ステレオカメラがコーナーを検知し、コーナー内側の車高を下げ、外側を持ち上げることで、自動的に瞬時に車両を制御する機能です。
特別仕様車「メルセデス・ベンツ SL 400 Grand Edition 」の車両価格は、14,160,000円。ステアリング位置は左右共に設定されています。
(塚田勝弘)