●今シーズン好調のパロウが逆転シリーズチャンピオンに近づく1ポイントをゲット!
いよいよシーズン最終戦を迎えたスーパーフォーミュラ。秋晴れとなった空の下、26日の土曜日に予選が行われました。
今大会では前戦岡山大会に続き、A、Bの2グループに分かれての予選Q1が10分間ずつ、ミディアムタイヤで行われました。
Aグループでは今シーズン好調のルーキー、#64 TCS NAKAJIMA RACING アレックス・パロウ選手がトップ通過、2番手にはシリーズランキングトップの#1 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 山本 尚貴選手が入り、予選からシリーズチャンピオン獲得に向け両者が火花を散らします。
ここでは4台のトヨタエンジン搭載車がQ1敗退し、ホンダのお膝元鈴鹿サーキットでの強みを発揮した形となります。
続くBグループでもホンダエンジン搭載のDANDELION RACING#5 福住 仁嶺選手とNAKAJIMA RACING#65 牧野 任祐選手、2人のF2経験者がワンツーとなり、そこにチャンピオンシップ争いをしている#37 VANTELIN TEAM TOM’S ニック・キャシディ選手が続きます。
ここでも今大会初参戦となる#15 TEAM MUGEN ユーリ ビップス選手を含めた3台のトヨタエンジン搭載車がQ1敗退となります。
12台が進出したQ2からは7分間、ソフトタイヤで計測が行われます。するとここでも上位7台をホンダエンジンが独占、トヨタエンジンでは唯一、キャシディ選手がぎりぎり8番手でQ3に残りました。Q1に続きQ2でも福住選手がトップ通過、2番手にはこちらもルーキーでレッドブル・アスリートの#50 B-Max Racing with motopark ルーカス・アウアー選手が入ります。
そして8台でポールポジションを争うQ3。チャンピオンシップ争いでも重要なポールポジション1ポイントを掛けた争いは、4月にここ鈴鹿サーキットで開催された開幕戦の予選でも速さを見せたパロウ選手がただ一人1分35秒台を記録し、今シーズン3度目となるポールポジションを獲得しました!
これによってパロウ選手は1ポイントを加算、山本選手との差を3ポイントとします。
ランキングトップの山本選手はチームメイトの福住選手に次ぐ5番手、それを追うキャシディ選手は6番手となり、ランキングトップ2が揃って3列目から、日曜の決勝に臨むことになりました。
気になるシリーズチャンピオンの行方ですが、山本選手はシリーズチャンピオンの権利のあるキャシディ選手、パロウ選手、そして#3 KONDO RACING 山下 健太選手より前でチェッカーを受ければスーパーフォーミュラ2連覇となります。
2位のキャシディ選手は優勝すればこちらも自力チャンピオン、2位の場合でも山本選手より先にチェッカーを受ければパロウ選手が優勝しても入賞回数によってチャンピオンとなります。そのパロウ選手は優勝しても山本選手とキャシディ選手が共に3位以下にならないと逆転チャンピオンには届かない状況です。
新型車両SF19となって初めてのシリーズチャンピオンを決める運命の決勝は、27日午後2時スタートの予定です!
(H@ty)