VWの歴史的マルチバン「T6」(トランスポーター6)の後継モデルとなる「T7」の市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。
これまでのT6テストミュールとは異なり、市販型ボディで出現したプロトタイプは、ディテールが一切隠されています。しかし、新型では商用車プラットフォームを採用せず、「MQB」モジュラーアーキテクチャに移行されるとみられます。
これによりT6よりボンネットが長く、張り出しているほか、後部がさらに後方へ伸びている点などからも、後継モデルは商用バンではなく本格ミニバンへ路線変更される可能性が高いと言われています。
またコンパクトEV「ID.3」を彷彿させるスクエアで薄いヘッドライト、その左右をつなぐ直線的グリルの一部が見て取れるほか、新デザインのテールライトの一部も見てとれます。さらにAピラーに三角窓が設置されており、フロントの視界が向上しそうです。
パワートレインの詳細は不明ですが、ガソリン、ターボディーゼル、ハイブリット、フルEVなどのバリエーションが予想され、前輪駆動、全輪駆動を用意、ベースモデルとは別にLWB(ロングホイールベース)バージョンも設定されるようです。
キャビン内は、まだ着手されておらず、今後劇的に変化もみられるかも知れません。先日トヨタはフルサイズワゴン「グランエース」を発表したばかりですが、思わぬ強敵の出現となりそうです。
ワールドプレミアは、早くても2021年と予想されます。
(APOLLO)