トヨタ グランエースに刺客現る? VW「T6」後継ミニバン、ついに生産型プロトタイプが出現

VWの歴史的マルチバン「T6」(トランスポーター6)の後継モデルとなる「T7」の市販型プロトタイプをカメラが初めて捉えました。

VW T7外観_002
VW T6後継マルチバン T7改良型 プロトタイプ

これまでのT6テストミュールとは異なり、市販型ボディで出現したプロトタイプは、ディテールが一切隠されています。しかし、新型では商用車プラットフォームを採用せず、「MQB」モジュラーアーキテクチャに移行されるとみられます。

これによりT6よりボンネットが長く、張り出しているほか、後部がさらに後方へ伸びている点などからも、後継モデルは商用バンではなく本格ミニバンへ路線変更される可能性が高いと言われています。

VW T7室内_001
VW T6後継マルチバン T7改良新型 プロトタイプ

またコンパクトEV「ID.3」を彷彿させるスクエアで薄いヘッドライト、その左右をつなぐ直線的グリルの一部が見て取れるほか、新デザインのテールライトの一部も見てとれます。さらにAピラーに三角窓が設置されており、フロントの視界が向上しそうです。

パワートレインの詳細は不明ですが、ガソリン、ターボディーゼル、ハイブリット、フルEVなどのバリエーションが予想され、前輪駆動、全輪駆動を用意、ベースモデルとは別にLWB(ロングホイールベース)バージョンも設定されるようです。

キャビン内は、まだ着手されておらず、今後劇的に変化もみられるかも知れません。先日トヨタはフルサイズワゴン「グランエース」を発表したばかりですが、思わぬ強敵の出現となりそうです。

ワールドプレミアは、早くても2021年と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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