●新しく生まれ変わったデザインや安全装備の充実などが支持される新型カローラ
「TNGA(GA-C)」プラットフォームを採用し、5ナンバーサイズと決別して3ナンバーサイズ枠に突入した新型トヨタ・カローラ。
それでも、国内専用ナローボディをわざわざ別に仕立て、狭い場所での乗降性や取り回しなどに配慮するなど、長年日本で愛されてきたロングセラーモデルにふさわしい配慮もされています。
記録的な販売台数となった30プリウスと同じ全幅1745mmということもあって、販売面ではそれほど大きなネックにはならないのでは? という見方もあります。
そんな新型カローラ/カローラ・ツーリングの受注状況は、9月17日の発売から1か月にあたる10月16日時点で約19,000台。また、同日に一部改良を行ったカローラ スポーツは3,000台で、カローラシリーズ全体で約22,000台と好調な立ち上がりとしています。
なお、新型の月販目標台数は、カローラが1,700台、カローラ・ツーリングが5,400台、カローラ・スポーツが2,300台。台数的にはカローラ・ツーリングが最も出ています。
発売から1か月後のシリーズ別の内訳は、セダンが5,400台(月販目標台数1,700台)、カローラ・ツーリングが13,700台(同5,400台)、カローラ・スポーツは先述したように3,000台(2,300台)。
また、グレード別の受注実績は、カローラではSグレードが約4割、カローラ・ツーリングでは上級グレードの「W×B」が約5割を占めています。安全装備では「G-X」についてはオプションとなっているインテリジェントクリアランスソナーの装着率が、約8割に達しています。
上記のように新型カローラシリーズは、3つのボディバリエーションがあり、カローラは3BOX、カローラ・ツーリングはステーションワゴンやミニバン、カローラ・スポーツは2BOXのユーザーなど、幅広い層から支持されているそうです。
特に、新しく生まれ変わったデザインや安全装備の充実などが支持されているそう。さらに、主な好評点として「スポーティなエクステリアとずっと乗っていたくなるような気持ちの良い上質な走りと乗り心地」「ディスプレイオーディオを搭載し、スマートフォンとの連携でより身近になったコネクティッドサービス」「自転車や夜間の歩行者検知が可能な、最新の「Toyota Safety Senseを全車標準装備」などがあります。
(文/塚田勝弘 写真/長野達郎)