●ジオニック社公式MS講習キットがバンダイより発表!
10月15日から幕張メッセで開催されている、IoT(Internet of Things)を軸にエレクトロニクスとメカトロニクスを融合した共創をテーマとする展示会「CEATEC2019」。その中でひときわ話題を集めていたのがバンダイブーズのZEONIC TECHNICSです。
その話題とは、モビルスーツ「ザク」を使ったロボット開発とプログラミングを学ぶことができるジオニック社公式MS講習キットが発表されたこと。
二足歩行ロボットのリーディングカンパニーである近藤科学とバンダイが協力して実際に二足歩行をするザクを作ったというだけではなく、その根幹はロボットの構成部品を実際に組み立てながら構造を理解し、それを動かすためのプログラミングを学習しようというものです。
ただ単に二足歩行できるロボット玩具というものではなく、近藤科学の汎用ロボットパーツなども組み込んでカスタマイズしながらそれに合わせてプログラミングもカスタマイズできることから、ロボットを動かすためのプログラムを学習し発展、拡張させていこうというものです。
講習キットのカリキュラムにあるスマホアプリでのプログラミングに飽き足りなくなれば、近藤科学のPC用プログラミングツールで本格的なプログラムも可能となり、可能性は無限に広がっていきます。
今回のCEATEC2019でバンダイは体験型のプログラミング学習教材をメインにすえた展示を行っています。中学生以上を対象としたZEONIC TECHNICS ジオニック社公式MS講習キットの他に、小学生を対象としたスマホアプリ「アルゴロイド」ではスマホの中にロボットをシミュレートして、そのロボットをプログラミングの上でスマホ上で動かす、というものも発表しています。
どちらもロボットを動かすためのプログラミング学習のツールとして発表されており、この分野において早期に学習を促すことにより高度な知識を得る、そして活用できることを目標にしているようです。
そんな高度な学習教材としてのザクの動きを動画でご覧ください。プログラミングされた動きの秀逸さにきっと驚かれることでしょう。
(写真・文:松永和浩)